父親の付き添い
クラシック好きの父親に、年末公開この映画を紹介してみたら、自分で見に行く勢いでした。高齢者の運転は不安のため、一緒に見に行く事にしました。
マリア・カラスは、ギリシャ系アメリカ人のソプラノ歌手。ニューヨークで生まれパリで没し、20世紀最高のソプラノ歌手とまで言われた。特にルチア、ノルマ、ヴィオレッタ、トスカなどの歌唱は、技術もさることながら役の内面に深く踏み込んだ表現で際立っており、多くの聴衆を魅了すると共にその後の歌手にも強い影響を及ぼした。
自分はクラシック音楽については、メジャーな音楽家と有名曲しか知らないライトなファンですが、 「マリア・カラス」の名前は知っていました。中学生の時の音楽室には、パネル写真があったような気がします。
自分の生まれる前という驚き
1950年~60年代を中心に活躍した人ですから、予備知識を持たず(史実を知らず)に見てました。独白(語り役がいる)やインタビュー映像をつなげる形で本人視点のドキュメント映画です。それにしても、60年くらい前のモノクロの多い映像ソースで、あえて21世紀の今、映画を作るというのは、(作家側が)意欲的でもあり、そうさせる人だったのでしょう。
やはり、観客はまばらでしたけれど。
ボヘミアンラプソディにも言える事ですが、比類のないタレントとそのパフォーマンスは、時代を超えて響くところがあるのだと、アーティストの残した足跡はちょっとの事では色褪せる事はないのだと感じさせます。
関連のyoutubeの視聴回数がx00万回のものがゴロゴロしており、当時の古い(映像)技術の)コンテンツを今も見たいという人がそれだけいると言う事は、すごい事だと思います。
最後はこの曲で、浄化されるというか、ぐっと来るという映画でした。

- アーティスト: カラス(マリア),フランス国立放送局管弦楽団,プレートル(ジョルジュ),プッチーニ,フィルハーモニア管弦楽団,ベルリーニ,ミラノ・スカラ座管弦楽団,グノー,ビゼー,セラフィン(トゥリオ)
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
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