あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

ライフ・シフトで、色々な生き方を考える

100歳まではシミュレーションするか?

人生100年時代という言葉がどれくらい普及してるかわかりませんが、セミリタイア後の逃げ切りシミュレーションも100歳まではしてません。

 マスコミは見出しとして使い勝手の良い「フレーズ」を使いたがるものだし、男で一人暮らしだと、なおさら100歳までは必要ないだろう、です。

 

「人生100年時代」かはともかく、老後が長くなっていくとは確かに思います。美術館が平日も長蛇の列とかのニュースを見ると、平日の昼間から自由な人が増えてる事を感じます。(セミリタイアしたら平日の昼間は色々空いているからいいなと思っていたのですが、そうではない?)

そういう長すぎる老後について色々な生き方を考える本が出てくるのは自然な流れで「ライフ・シフト」もそういう書籍かと思うのですが、自分も早めに会社を辞めるという立場で興味がありました。 

 

初めて知ったのは、2017年の週刊東洋経済の記事かと思います。

 

 まんがでわかるライフ・シフトという構成の特集記事で、ある3世代の家族の話を通して、マルチステージ時代の生き方(ロール)について説明しています。

 

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LIFE SHIFT 実践編―週刊東洋経済eビジネス新書No.224

LIFE SHIFT 実践編―週刊東洋経済eビジネス新書No.224

 

 3ステージ(学校・仕事・老後)の生き方が、過去のものになる時代の流れと、それに変わる生き方を説明する、分かりやすい内容になっています。マルチステージで提言される新しいロールが横文字のままなのは、ある意味仕方がないと思いますが、若干意味がわかりにくく、その部分が日本社会に理解を得られるかとも思いました。

 

 ライフ・シフト リカレント(学び直し)編

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LIFE SHIFT リカレント編―週刊東洋経済eビジネス新書No.255

LIFE SHIFT リカレント編―週刊東洋経済eビジネス新書No.255

 

マルチ・ステージについて、さらに掘り下げた感じにはならず、エクスプローラー活動のひとつとして学び直しを掘り下げた内容です。

 

 マルチステージで定義されている3つのロールは、具体的に何をするのかが、実は分かりづらいのですよね。そこで一番普遍性(書きやすさ)がある学び直しにフォーカスしたのかとも思える内容でした。

 

 その他の書籍について 

 その後は自分で本を買って読んでみました。

まんがでわかる LIFE SHIFT

まんがでわかる LIFE SHIFT

  • 作者: 星井博文,リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット,松枝尚嗣
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2018/08/31
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

サマった話 になってますけれど、具体例を示して、3ステージの生き方が難しくなる事や、ライフ・シフトの3つのロールを 説明する内容になっています。エクスプローラーとかポートフォリオワーカーとかインディペンデントプロデューサーとか日本人で示してもらわないと分かりづらいので。

 

こちらは書籍本で、  

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 洋書が長いのは説明にたっぷりとページを使うからで、この新しい提言をじっくりと読み味わう作品です。ただ日本人の例では説明はしていないので、そのあたりを読む人がどう置き換えるかによって、感想は異なるのかと思います。

  

人生3ステージは事実。マルチステージは提言

人生100年時代では、「教育→仕事→引退」の3ステージだと「引退」の期間が長過ぎる事になります。それに対してのひとつの提言が「ライフシフト」で書かれているマルチキャリア・マルチステージの人生です。

 

 自分も「ライフ・シフト」に当てはめれば、4月から”エクスプローラー”になる訳ですが、あくまで提言ですし、働き方はその国の文化(普遍性が少ない)に関連する事なので、この本の通りのキャリア選択がメジャーになるかはまだ分からないでしょう。

 

 最近の日本の場合は、この長過ぎる「引退」期間の発生に対して、「仕事」の期間をもっと長くしてしまえという、制度内見直しで対応しようとしています。

 

 セミリタイア後は、取り崩しを念頭に考えてますが(ぶらぶらと過ごす)、先の事はすべて見通せないですし、何かやってみたいと思ったときも来るかもしれません。そういう意味で参考になる話だと思っています。