人生100年、お金が足りない
という題で、週刊朝日の2019/06/07号で老後のお金について特集してました。自分なりの解釈では定年退職後も生活レベルが下げられないとお金が足りなくなるという当たり前の内容に思えましたが、実際一人暮らしよりも二人暮らしの方が生活費圧縮は難しいだろうとは思います。
節約術の中にはスマートじゃない(見栄を欠く)ものや、束縛感もあります。例えば食事とか1人なら簡単に済ませられるものも、二人だとそうはいかない感じも想像できます。
またこの記事は一切運用せずに取り崩す前提での予測なので、90歳で資産がゼロになるのも十分頷けます。ある意味良心的とも思えます。
逃げ切り計算をする場合、老後が長いと結果的に運用期間が長くなるので、(複利効果で)低利回りでも逃げ切りできるいい結果が出ますし、3%とか堅めとされている平均利回りを設定してしまうと余裕になるでしょう。楽勝な数字が出過ぎるので、個人的には3%以上を使わないようにしています。 リスクプレミアムを得るにはリスクに晒す事必要ですから、なかなか1人じゃないと難しい部分もあるでしょう。
同じ資料でも2回めの方がなぜか理解できる
後半は公的年金の支給額抑制についてでしたが、マクロ経済スライド式で今後どれくらい公的年金が目減りするかというモノです。
そのページに出てくる表が既視感があったのですが、日経マネーと同じ人でした。5年前の試算ベース(財政検証?)の楽観シナリオと悲観シナリオで目減り率が異なりま
す。
- 楽観シナリオ 厚生年金は目減りせず、基礎年金だけ目減り
- 悲観シナリオ 基礎年金・厚生年金ともに目減り
目減り率は世代単位で異なり、10歳刻みの表でしたので、自分の場合は悲観シナリオ88%ぐらいに目減りとなります。個人的には8割ぐらいに目減りするかと思っていたので、それよりも高めの数字になっていました。
もちろんこの数字だけで将来設計をする訳にもいかないので、今の見込みならばそれ以上は悪くならなさそうと言う意味で安心しました。ただ介護保険増、医療費負担増、公的年金等控除引き下げ等、年金は目減りしなくても、支出増の可能性はいくらでもある感じなので、余裕を見ておく必要はずっと続きそうです。