あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を見てきました

スターウォーズの新作が公開されれば

特別なファンと言うわけではなくても、見ておきたいと言うくらいの人は結構いると思うんですが。自分もそんな一人です。(まあイオンシネマなら安く見れるし)

そんな訳で20日に公開されたスターウォーズを見てきました。(ネタバレなし)

どちらかと言えば自分はストーリー重視派で、良く練られた伏線の貼り方とか、先読みさせない映画、ラストを裏切ってくれる映画の方が好きです。

ただスターウォーズはそういう期待では見に行ってはおらず、あくまでスターウォーズ世界を楽しむものと思っています。もともと42年前の「新たなる希望」からストーリーはごくシンプルでそこまでのひねりがある訳ではありません。切り取ってカッコいいと思えるシーンや惹きつける造形、架空の大景観などの「センス・オブ・ワンダー」を感じる映画かと思います。そういう意味で大画面で音響設備の整った映画館向きの作品とも思います。

ja.wikipedia.org

ちょっと緊張感を欠いているという印象

という感じでストーリーに対する期待値は低かったのですが、とは言ってもここまで「何でもありで作ってしまっていいの」と言う気もしました。BGMでごまかしている感とか(「フォースのテーマ」の多用。)もありました。そういう意味で批評のしやすい(突っ込みやすい)出来になっているとは思いますが、総じて展開に緊張感を欠く印象を持ちました。

 緊張感の無さを生んでしまったひとつが「皇帝の復活」だったと思います。この復活で話が分かりやすくなったものの、却ってだいたいのあらすじが見通せる事になったと思います。こういうあらすじへの既視感に、そもそも新3部作は本当に必要だったのか?という疑問も浮かんできました。

f:id:agura-huma:20191220162942j:plain

新3部作が終わってみると

総じてスターウォーズは「ダース・ベイダー」あっての面白さだったのかなと感じます。その旧作の軸を失ってメリハリを欠き、でたとこ任せでストーリーを考えて小粒な群像劇になってしまったと見るか、「ダース・ベイダー」抜きのスターウォーズで「暗黒面」でいつまでも似たような話を作るのに(もともと)無理があったのに、それなりに新しいスターウォーズを作って見せたと考えるか難しいかと思います。

 ひねくれた言い方をすれば旧3部作の余韻をフェードアウトして、更地にした意味はあったと思います。商業的な思惑はあるにしろ次シリーズがあると聞いてますが、(今三部作の小粒なメンバーを引っ張る義理も薄いでしょうし)映像と音楽で見せるシリーズとして、今度はかなりフリーハンドで作れるのはいいんじゃないでしょうか。 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村