あまり驚かなくなってきた
週明けのダウは19,000ドルを割ってきました。まあ昼間のダウ先もそんな感じだったのとこの手のニュースに慣れてきたのか以前ほどは驚かなくなってきました。
今回もFRBがこれでもかという金融政策を市場が開く前に発表。
【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)は23日、臨時の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、米国債や住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れ量を当面無制限とする緊急措置を決めた。
日本経済新聞より
これは反発するだろうと思ったものの
ダウ平均は節目となる1万9000ドルを終値で割り込み、3年4カ月ぶりの安値をつけた。下げ幅は一時950ドルを超え、トランプ氏が米大統領選に当選した2016年11月8日終値(1万8332ドル)を下回る場面もみられた。
日本経済新聞より
過去3回の史上最大の下げ幅と20,000ドルの節目を割り込んだ日と比較すると
- 3/9 ダウ 23851.02 (-2013.76) ▼7.79%
- 3/12 ダウ 21200.62 (-2352.60) ▼9.99%
- 3/16 ダウ 20188.52 (-2997.10) ▼12.93%
- 3/18 ダウ 19898.92 (-1338.46) ▼6.30%
今回も節目割れですが、下げ幅は小さいです。
- ダウ 18591.93 (-582.05) ▼3.04%
- ナスダック 6860.67 (-18.85) ▼0.27%
- S&P500 2237.40 (-67.52) ▼2.93%
これを見るとナスダックの下げ渋りが目立ちます。先週の20,000ドルを下値支持線に底練りしないかなという希望的観測は甘かったです。
ただ今回は金融政策に対する反応でなく、コロナ対策法案の成立の遅れ懸念のようで、成立の目処が立てば反発しそうです。
この時間の為替は111円台。リスクオフのドル高が続いています。
この日の世界の株価は
日経平均だけがプラス(NYが開ける前)です。先週はダウ先みてフラフラしているだのと書きましたが、今は謎の独立した動きです。(ETF買いが効いているらしい?)
日経平均はどう動いたか
これを受けた日経平均の先物は、前日終値(16887.78 +334.95)に対して
前日の謎の強さを引き継ぐ形で先物は上昇してました。日銀買いを重視している展開です。
実際に始まってみると17,000円前半どころか18,000円を窺う展開。 結局
24日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸し、終値は前日比1204円57銭高の1万8092円35銭だった。終値の上昇幅としては約4年半ぶりの大きさで歴代9位だった。
共同通信社記事より引用
前日が16,000円台だった筈なのでさすがに上げすぎと分かっていつつも手を出さざるを得ない展開?権利取り最終日も近いし、底堅いと判断されての動きでしょうか。日本の市場もコロナに対して緩んできてる感じです。
もう少し後に下がってから買おうとしていた下心的には残念ですが上がってくれるのはウエルカムです。自分も前日比+2.26%でした。
オリンピックは延期??
こんなに上がるにはまだ不透明感がありすぎだろうと思ってます。その最たるものがオリンピックの話。もともと延期は難しいので中止だと思ってましたが、その難しい延期よりやってはいけないのは中止のようです。
でも昨日今日のニュースを見ると延期にしても色々と課題はあるらしく
2010秋 →NBCの了解、施設の押さえ直しの調整。
2012 →やれる隙間あるがアスリートへの影響大
結局どの利害関係者に泣いてもらうか?だと思いますが、NBCは了解したと言うニュースもあり、2011,2012の場合の他の利害関係者への影響は大きいと思うので、個人的には今秋じゃないかと予想します。
本当にこれだけの利害関係者が絡む問題を解決する政治力がある組織(人)があるのかなあと、素朴に思うんですけれど…。本当に延期なんでしょうか?
また気になるのは急に小池知事がシリアスな発言をし始めた事です。7月にオリンピックじゃないと決まったせいか急にコロナについて発信し始めました。
「オリンピックがあるから」と言う蓋が外れて、色々と対策に対する歯切れがよくなって、「外出禁止」とかの経済活動へ大きな影響が出る施策が出る可能性が増すんじゃないかと懸念しています。
ソフトバンクはどうなる
懸念と言えばソフトバングG。持ち株を売って手持ち資金を増やす発表で株価を上げているようですが、今朝の日経モーニングFTを見ていると信用リスク的には不安になります。(今に始まった話ではないですが)
そんなに心配ならが社債を売ればいいっちゃいいんですが、結構安くなってるなあ…。