普段は大河ドラマは見てないのですが、
先々週(コロナの影響で撮影ストックが無くなった関係で)昔の大河ドラマを取り上げる代替番組が放送されてました。その時は「独眼竜政宗」でした。
たぶん一年続けて見るときっと印象は違うんでしょうが、ダイジェスト版のせいか結構面白かったです。
『「麒麟がくる」までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』6月14日から放送! | お知らせ | NHKドラマ
そして2回めの昨日は「国盗り物語」でした。 かなり昔(47年前)の番組で、内容も今の「麒麟が来る」と被っているので、意外な選択でした。
知らないで見るか知ってから見るか
この「国盗り物語」ですが、自分が初めて見た(記憶がある)大河ドラマです。
当時自分は7歳でしたし、記憶があると言ってもかなり断片的なものです。ただ登場人物の名前は覚えていて、あの「山崎の戦い」の直前に風呂に入るように言われて、後からどっちが勝ったかを聞いた記憶があります。見ているうちに明智光秀に感情移入して応援していたようです。
大河ドラマは他のドラマと違って、たいていの視聴者はストーリーを分かって見ているという他のドラマとは違った楽しみを見い出すドラマですが、その時はいわゆる「初見」ですから何の予備知識なしに見ていて、なんとなく明智光秀を応援してました。歴史モノのドラマで結末を知らずに見れるのは一生に一度きりですから、知らないならでこその貴重なドラマの見方をしたと思います。
もっと後に司馬遼太郎小説を数多く読むようになり、そんなに明智光秀好きというよりは豊臣秀吉の方が好きになりましたけれど…
画面から伝わる迫力
で、実際の特集番組を見た感想ですが、原作を読んだ事のある立場の感想としては、原作の言い回しを忠実にセリフに反映してもそれほど違和感がないところとかも意外と言うか感心しました。
昔の人は(20代でも)老けているなという事につながるかもしれませんが、役者の顔の濃さと言うか眼力の強さを感じます。それがきっと(日常生活では言わない)仰々しいセリフや所作であってもそれほど違和感を感じないのと、画像に重厚感をもたせるちょうどよい要素となっていたのかと思いました。
逆に最近の大河ドラマはそういうメリハリを欠いていて、普通に現代ドラマを見ているのと違わない感じがするので、わざわざ見る気がしないのかもしれません。(ストーリーも知っているし)