怒りっぽい人ほど「人生破綻リスクが高い」
東洋経済ネットに上記タイトルの記事がありました。内容はSNSで腹を立てる事へのエッセイみたいでしたが「破綻リスク」という単語に反応しました。早期リタイアする場合の人生破綻リスクは例えばリスク資産の持ち過ぎとかでしょうか?
世界的経済危機によるリスク資産の目減り
コロナ禍で現在も進行中かもしれないこのリスク、3月にはかなりやばいなと思ってました。
この時心配だったイデコの損益率は意外にも現在+7.0%ぐらいまで回復しました。
まだ半年しか経っていない現状では、この大危機でも破綻しなかったのだからだから今後もOK的なフラグ発言は慎みたいところです。
優待の廃止、無配転落
インデックス投資の資産の目減りは金融政策や耐える事で助けられる気がしますが、個別株投資はそうはいきません。外食株、優待新設株、無理気味の高配当株とかは今後も目が離せません。
とりあえず外食株が優待廃止になったら、今年の損出しに使う覚悟で保持する事にしました。
年金制度変更への不安
年金制度の見直しは5年毎の財政検証の報告を受けるかたちで行われてきています。2019年の報告では開始年齢をいじる話にはなりませんでした。次は2024年にまた財政検証があるはずです。
60近い人のゴールを急に動かしたりしないでしょうから、次をやり過ごせば年金の開始年齢が変わるようなリスクは減ると思っています。
企業年金の減額
自分は退職時、退職金の一部を年金として受け取る方を選択しました。一時金の方がトクと言う説は知ってますが、終身年金なので長生きリスクへの対処として年金化の方を選択しました。
ただ会社が存続している事が前提です。日本航空でもあったぐらいですから、これも無いとは言い切れません。
以下あまりアーリーリタイアと関係なく起きそうなリスクを考えてみると
大地震リスク
南海トラフ大地震、この地震に対するニュース(警鐘)はいまいち何を期待されているのかがよく分からないところがあります。
日本から脱出しろという意味ではなさそうです。もともと日本は地震大国です。誰でも想像できそうな事を重要な事のように言われても、な感じもします。
インフレリスク
年金の「マクロ経済スライド」の心配にも通じますが、インフレになると現金の価値が下がるので、物価高で生活費が足りなくなるそうです。
自分で生計を立てるようになってから一度もインフレを見た事がないので伝聞形式の表現になってしまいます。
日本でこの先本当にインフレが起きるのか?と言うか、国民の大多数がインフレを知らない国でインフレが起きるのか?なんですが、ただでさえ人口減少社会で=デフレ社会という図式も成り立ちます。一番起きづらいリスクのように思えます。
リスクを避ける方法
(資産運用ありきのリタイアの)リスクを避ける方法は安全資産だけで生活する事ですが、できるだけ長く働いてそれを目指すよりも、多少のリスクを取っても早くリタイアしたい。だからリスクを取っている訳で、ここが「この怒りっぽい人の話」とは違うところです。
最初の記事の話題に戻って、この記事の最後に
「6秒我慢する」「ツイッターをやめる」「人との接点を減らす「激しい運動をする」。怒りにとらわれない、穏やかな人生を送りたい人は、ぜひ一度試してみてほしい。
と言うかんじにアンガーマネジメントの紹介しているんですが、人との接点を減らす暮らしができているという意味では、アンガーマネジメントとしては早期リタイアはいい線いっているかもしれません。