MONEY PLUSに「50歳独身で“憧れの早期リタイア”する場合、いくら貯めれば叶う?」
という記事がありました。「いくら必要か計算」は早期リタイアの永遠かつ最大のテーマです。
この記事では毎月の支出を30万円、年金月11万6000円と仮定して、1億920万円必要だと計算してました。
個人的には30万という高めの生活費と11万という抑えめの年金額を用いる事で、高く見積もった場合感のある数字が出ていて、厳し目の想定なので「こんなにも生活費を使わないからもっと少なくて済みそう」と思えるし、50歳独身で1億円強あればさすがに早期リタイアできそうという感想も持てるいい想定だと思いました。
ただ、もうひとつの印象としては計算は大変そうにみえます。
この手の計算を簡単にするには年を月換算で考える事と単純な月換算の数字をアタマに入れておく事です。
このアイデアはオリジナルでなく、老後(年金生活)に必要なお金は360を掛けて考えると言う話をきっかけにしています。
この考えは、年金だけでは不足するお金を計算する方法として紹介されていましたが、早期リタイアに必要なお金を計算にするのにも役に立つと思いました。
例えば今回の記事の場合で、月30万でなく月20万の支出で計算してみます。
アタマに入れておくのは、50歳から90歳までは480ヶ月(40年)65歳から90歳までは300ヶ月(25年)である480と300という数字です。暗算のため年金は月11万で計算します。
月20万の支出見込みで50歳で早期リタイアした場合90歳までに必要な資金は
20万✕480=9600万の支出から11万✕300=3300万の年金収入を引けばよく、最低6300万必要になります。
もし(この場合)月1万支出を増やせば480万、年金がもし1万円減ると300万円、月単位の変化が結果に与えるインパクトも40年間が480ヶ月であること25年間が300ヶ月である事を覚えていれば容易に想像できます。
なので、年金想定額を6000円丸めて計算しましたが、これも実はそれほど難しくなく月額6000円の年金差は300✕6000=180万のインパクトになる事が暗算できます。
自分の場合は(都合よく)後10年で年金受給開始ですが、10年は120ヶ月と覚えておけば(覚えるまでもないですが)仮に月20万の支出で、2400万円、年間配当収入がここ2年くらいだと税抜60万が10年で、600万円引いて1800万円くらい減ると想像します。
また月1万円の差が120万のインパクトがありますから、今後の10年でなくなるお金のスケールを簡単に思い出す事ができます。
特に暗算を強調するわけでなく、5年が60、10年で120…と換算月数を記憶しておけば、そんなに計算は大変ではないと思います。
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