あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

FIREを目指すと失う可能性のあるもの

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ダイヤモンドオンラインのコラムで、山崎元さんが新社会人向けにお金との付き合い方を絡めてFIREに対しての見解を述べてました。

 記事はこちら

diamond.jp

どれくらいの時間がかかるか 

山崎さん流のFIREに向けたポートフォリオの組み方も興味深かったのですが(既にFIREしている)自分が注目したのは、お金を増やすことに人生のリソースを集中する事への色々な側面からの見解の部分です。

 

そういう視点で個人的に印象に残った部分は3つ

  • FIREには時間がかかる
  • お金の使い時は難しい
  • 若い時の無形の投資をすべき

 

14年と17年ということは、22歳で就職すると、それぞれ36歳と39歳だ。22歳から見ると、「いい歳のおじさん・おばさん」だろうが、ともかくその辺りの年齢でお金の心配をしなくてよくなる計算が立つのだ。

 

この計算は、生活費が年月20万で毎年250万ずつ投資をして、4~5%の高めの利回りで運用する事を想定したものです。生活費も利回りもかなり頑張っている数字に思えます。

それだけ早くFIREするためには、お金をためること・増やすことに長い期間集中しなくてはならない事が分かります。そうする事のデメリットの部分にも触れられていて

リソース集中のデメリット 

ひたすらお金を貯めて増やすよりも、有効にお金を使いつつ自分の人材価値を増強することが優先できるなら、その方が人生は豊かだと考えられる場合は少なくあるまい。

若いうちは無形の投資をした方が、有形・無形のリターンが得られる可能性が実はあるかもしれません。 

「徐々に使えるお金が増える」という心理的な満足感はあっても、「お金の有効な使い時はいつか」という観点で非効率的な事態が発生する場合がある。 

「ゼロで死ね」でも似たような話がありましたが、若い時の方が消費の価値が高い(=お金の価値が高い)論ですね。単純に言うと若いうちじゃないとできない事にお金を使おうという意見も一理あります。

 

agura-huma.hatenablog.com

FIRE生活でもバランスが大切

自分の若いころを振り返るとそこまで深く考えずに消費体質でした。仕事が忙しくなるにつれてお金が貯まっていった感じです。

そのうえお金を増やすための情報も少なく株式投資のコストも高く、インデックス投資でFIREするなんて考えはどこにも存在してませんでした。株かFXくらいでしかお金を殖やすしかなかったですが、そんな才能もありませんでした。

今の投資手法の単純化はとまどいを覚えるほどです。本当に今は情報もたくさんあって色々とアドバイスしてもらえて羨ましい限りです。

 

この記事で山崎さんはFIREを否定している訳ではなく、今しかできない消費も自己投資も大切にしたバランスのとれたスタンスでFIREを目指したらどうかと書いてました。

この考えはFIREしている立場でも根っこの部分は同じだと思います。無駄遣いは良くないけれど、お金を減らさないことに時間をかけ過ぎるのもどうかなと最近思いはじめています。(2年間支出状況を見た上での話ですが)

ただリタイア生活が破綻しない程度にお金を使うと言うのは将来の出費をある程度見切る訳で、ちょっとだけ働くセミリタイアと理想なのと同じで、いい事に気づいても実際にやるのは案外難しいというのは良くある事です。

 

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