アクティブファンドはコストがかかる割にインデックスファンドに運用成績で勝てない事が多いと言う話は有名でお馴染みです。それ以外にもアクティブファンドで気をつける事はあるんだと言うニュースを見かけました。
ある投資信託が繰上償還になったニュースです。
とあるファンドの繰り上げ償還のニュース
記事に書かれたファンドの事を知りませんでしたが、基準価格を保障する事を謳ったファンドでそれが今回繰上償還されたという内容でした。
なんでも基準価格が下がるとリスク商品の割合を下げて下落を防ぐ仕組みがあると言う事で、それ自体には納得感があります。
ただ結果的にはリスク商品の割合が下がった事で下落の後の反転株高に乗れなくなり、基準価格がじりじりと下がるジリ貧状態になって、今回償還価格まで基準価格が下がった事で運用終了となったと書かれてました。
欺く意図はないだろうが
このファンドは目論見書に書かれた通りに償還となったわけですが、結果的に出資者は 手数料ぶんだけ損をして、証券会社の方は手数料ぶんだけきちんと利益を出したという見方にもなります。
金融庁関係者は「基準価額を上げるような運用努力を放棄したと思われかねない。9千円になるまで手数料だけをとり続けたと見られても仕方がないのでは」と疑問視する。
と、金融庁や経済評論家の非難的な見解を載せてましたが、非常に微妙なところです。結果的に損はさせたが損をさせる意図があったかは証明できませんね。今後を営業を続けていく事を考えれば、手数料を儲けたくて意図的にやるのは割が合わないとも思います。
まとめ(気づいたこと)
アクティブファンドで注意するのがコストだけでなく、証券会社はファンドの基準価格を投資家ほど気にしていない(いかにたくさん売るかを考えている)ことだと言う事を思い至りました。また、このファンドが下落時にリスク資産の割合を見直すという動きをする部分、良さげに見えますがリスクをとっているからこそリターンがあるわけで難しいところです。
自分の持っているロボアドにも同じような事をしているものがあったような…。
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