メジャーな意見に逆らって、自分なりの損得勘定でこんな選択をしているという話の続きです。今回は損得勘定と言うより、退職直後から心情の変化という意味で違う題にしてみました。
節約・倹約あっての早期リタイア
FIREムーブメント前の早期リタイアするための条件は早期リタイア後にかかる生活費を予想して、それを上回る金融資産を用意する事でした。だから早期リタイア生活の持続性を高めるには、生活費をできる限り低くすればいいわけです。
ただ2年ぐらい経つと、退職直後に想定していなかった(幸運な)状況が多く発生してきました。
- 実際の生活費が想定生活費よりも低かった
- 年金受給開始年齢が変わらなそう(2019年財政検証からの予想)
- 米国株高
- 2年弱の生活費程度の臨時収入(相続)
退職前の逃げ切り計算シミュレーションでは、年金受給開始年齢も将来繰り下げられる前提、68歳年金受給開始で算してました。2019年の財政検証では繰り下げの話にはならなかったので、次の財政検証(2023年)で(自分の世代の)ゴールが動く可能性は低いと思っています。
もちろん収支改善があったとしても、節約を続ければ早期リタイア生活はより安全になりますが、退職後に読んだ本の影響で、節約原理主義?からは少しズレつつあります。
本と言うのは「ゼロで死ね」の事です。
本のタイトルにある考えに共感しただけで、年齢に従ってお金の消費価値が下がる事、人生をいつ楽しんでいるかを明確にさせる考えなど、影響を受けました。
早期リタイアの破綻を考えた場合、やはり収支バランスの破綻が一番に考えられると思います。そう考えれば、せっかく見積もり以下の生活費で済んでいるなら、それを維持すればいいというのが正論ですが、早期リタイア生活の破綻につながらない程度の生活費の見直しはアリなんじゃないかというのが、勝手な損得勘定です。
完全リタイアよりは少し働くセミリタイアを目指した方がいい
お金の問題による早期リタイア破綻を防ぐために、ちょっと働くセミリタイア状態が理想的だと思います。それだけでなく職業欄に無職と書かなくて済むし社会ともつながりができるメリットもあり、社会性に乏しくなる完全リタイア生活の弱点を補完してくれます。
退職して2年でお金の心配はなかなか考えづらいので、緊急性と必要性が無い事は後回しにしがちです。別の理由としては、興味が無い事をやる事に対し許容度が低い状態なのだと思います。考えてみればそれは早期リタイアした理由の一つでもあります。
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