過去の平均利回り(期間リターン(%)を年数で割ったもの)を「逃げ切り計算」の将来の期待利回り(%)にするのは間違っていると言う話を書きましたが、期間リターンから複利計算用の利回りは導き出せるようです。
と言う事で、今回はこの補足(続き)です。
このとき参考にしたこの記事
投資信託の長期保有「年平均リターンの落とし穴」、複利の効果はどこまでホント? – MONEY PLUS
に補足があったわけでなく、別の記事を見て分かりました。こちらです。
過去5年に25%の期間リターンを達成したファンドで、複利効果ありの年率あたりリターン(利回り)を導き出し方を紹介してました。(25÷5にはならないとちゃんと書いてあります)
一方、Bの年率リターンは、以下の式で求められ、「4.6%」となります。
「25÷5=5」とならないのは、複利効果(得られた利益を元本に毎年積み上げ、継続的に運用することで、元本がふくらんでいく効果)があるためです。
n乗根の式に戸惑いますが、複利計算がn乗の計算だと分かれば、逆にn乗根を含んだ式で、金利が求められるのは理解できます。
考えてみれば、複利計算のシミュレーションができるのだから、逆向きの年率利回りの計算ができるのは当然でした。計算できるサイトもありました。
これを使って保有している投信の年率利回りを計算してみます。下の表は毎月確認しているロボアドのリターンです
一度も追加投資をしていないダイワファンドラップは4年で25%のリターンでした。このパフォーマンスを複利年率換算すると約5.74%です。仮にこのペースで(複利)運用できれば10年後には元本あわせ174%になります。
同じく4年間で40%のリターンを上げている(実質一括の)WealthNaviの場合は年利8.78%、10年後元本あわせて232%でした。
うーん。ちょっと出来すぎな感じです。期間リターンから(複利計算用の)利率が計算できる事は分かったのですが、あまり短い期間のリターンから将来の予想をするのは(油断するだけなので)参考にするのは自重した方がいいような気がしました。
じゃあどれくらいの長さの期間リターンならば、将来の期待利回りに使っていいかという別の疑問が浮かんできて、結局逃げ切り計算で使えるような複利効果のある期待利回りをどう考えるかはっきりしませんでした。
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