投資家・起業家・倹約家がFIREを目指す事ができる。米国発のFIREムーブメント本の火付け役となったFIRE本「FIRE 最強の早期リタイア術」の一節です。
いきなりどうしてと言う事ですが、最近読んだFIRE記事からこの一節を思い出しました。
この「FIRE 最強の早期リタイア術」は自分が早期リタイア後に出版されたので、購入はしてません。Audibleで読みました(聞きました)
再現可能なFIRE実現方法は倹約家
聞く読書だとちょいちょい忘れている部分もあって、今回思い出した形です。
起業家、投資家、倹約家。この3種の「○○家」が、FIREに近いとされています。しかし、実際に再現しやすいのは倹約家ですから、今回は倹約家について解説します。
という展開で倹約について語られています。
生活に必要な支出はニーズより、不要不急の支出であるウォンツから倹約を開始するとよいでしょう。①購入単価を下げる、②購入頻度を減らす、③買わないで済ませる、となります。
確かに倹約と言えばこんな感じです。格安SIMの利用や価格コムとか最安値ドットコムで調べて買う事、スーパーの値引き商品を買うなど、同じ商品・サービスなら価格が安いものを探す。購入単価を下げる倹約です。
持ち家コストを受け入れる心理
この記事に書いてあった、倹約とは関係ない持ち家コストの話の部分に別の倹約の考えが浮かびました。
FIREでは家はコストの塊だと説きます。家を持つと住宅ローンの支払いだけでなく、火災保険、税金、維持費を払う必要があります。FIREを目指すなら家を買うことは、成功までの時期を遅らせる一因になります。
内容そのものは倹約ではありませんが、倹約につながる考えでもあります。(FIREを目指すかは関係なく)持ち家コストの指摘は大体あてはまります。自分はマンション住まいですが、今月から修繕積立金が上がりこの先20年後には約2.5倍になる計画です。
なぜ倹約が必要なのに高コストを選択するのかと言えば、以下の記事のような将来のリスクを心配するからです。
ただリスクとは悪い可能性の事で確実にそうなると決まったわけではありません。日本の単身高齢化社会の到来は容易に予想可能で民主主義社会では多数派の意見は通りがちですから、今とは違う住宅環境になる可能性もあります。そういうリスクをとるのも選択肢のひとつです。
リスクをとる倹約法
これを別の言葉で言えば保険(通常の商品としての「保険」とは違いますが)をかけるかどうかです。保険をかけないと言う倹約、自分もひとつやってます。マンションの地震保険に入っていません。勝手に大地震は今しばらくは起きないと思っているからです。
保険がどこまで必要か案外いろいろな意見があるようです。こちらの記事でとりあげた本では、病気に関する保険も不要だと言う意見でした。
メリットがリスクを上回る
最近よく聞くフレーズに「(接種の)メリットがリスクを上回る」と言うものがありますが、同じく保険をかけないメリット(金額)がリスクを上回っているならばそういう倹約もあるかと思いますが、本人がリスクで心配になり、安心できないなら保険をかける方がいいでしょう。