あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

歳を取れば取るほど他人の情報(マクロな話)が参考にならない説

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この間のFIRE解説のマンガの話をした今月の「ダイヤモンド・ザイ」に、もう一つ注目した特集がありました。「一万人の老後アンケート」の記事です。アンケート結果から 年収や出費の中身から傾向を分析しようという内容です。 

よく読むと65歳以上の1万人のアンケート結果ではなく、20歳以上99歳以下1万人に対するアンケートの65歳以上の部分の抽出だったりします。

diamond.jp

 

 

それはさておき、老後の生活が豊かと答えた人16%、苦しいと答えた人に29%いました。その分析でちょっと驚いたのは老後の生活が苦しいと答えた人の世帯年収の約半数が300万円未満だった事です。ここ2年200万弱くらいで生活している自分からするとそんなに苦しいかなという数字です。世帯年収とありますから二人暮らしの比率が多いのかもしれません。

 生活が苦しいと感じる場合の共通点は

ただ年収300万未満でも豊かと感じている人もやはりいます(当然ですが)

それでも300万未満の48%は苦しいと答えていて(それも200万から300万が29%を占める)ボリュームゾーンではあるのですが、一方年収300万未満でも16%は豊かと答えています。

 

この感じ方が違う点については触れられてませんでしたが、あえて違いを見つければ、(65歳以上でも)働いているか or いないかの違いかと思います。苦しいと答えている人は6割が働いていて、豊かと答えている人は7割が完全リタイアしていました。あと運用収入の有無とか企業年金・個人年金の有無にも明確に違いがありました。

 

またこの特集で娯楽費に関するデータもあったのですが、リッチ老後の人たちは半数近くが月5~14万使っているとありました。(65歳以上でそんなに使うとは)どんな娯楽だろう?って感じです。

金額での絶対的な評価は難しい

同じ額の収入であっても、人によって豊かに暮らせたり苦しく感じたり差があったりで、結果的にこれくらいの年収だと苦しいという分かりやすさの有無では微妙です。

人は自分の見てきた事経験してきた事で金銭感覚やら価値観を形成していきますから、年をとればとるほど差がでるのは当然でしょう。

こうして早期リタイアするようなタイプは、定年まで働く人とは違う価値観で行動しているわけで、こういう表面的なマクロな数字だけでは、はっきりした事は見えてこないのも仕方ないかなと思います。

 

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