最近は(と言ってもここ一月くらい)はFIREムーブメント記事を見かけるのは珍しくありません。一方でこの注目をビジネスチャンスにしようとする熱意も感じます。とある記事を見てそんな事を思いました。
すべてはここから始まった
FIRE本の紹介記事なのかなと思って読んだのですがちょっと違ってて、29年前に出版されたという本を日本版で出版するという内容のでした。FIREはこの本から生まれたとか「伝説のFIRE本がいま日本へ」的な売り方、嫌いではありません。「お金か人生か」というタイトルはちょっとパンチが足りない気がしますが。
と言う事で本は読んでいないのですが、記事の内容からすると「経済的自立」に対するマインドセットについて書かれているようにみえます。
本書で紹介する9つのステップの目的は、あなたのお金とのかかわり方を根本から変え、あなたが経済的自立に到達する手助けをすることです。その結果、あなたにとって最も貴重な資源――時間――を自由に使えるようになります。そしてより幸せで、より自由で、より意味のある人生を送る余裕が生まれるのです。
経済的自立のための費用
「経済的自立を達成する」のにどれくらいの貯蓄が必要かというのは、個人の性格や価値観に依存する事なので、なかなか万人向けな金額を出すのは難しいところです。単純化すれば生活費が少ない方が早く済みます。
単純に少ない生活費で済ませる事の良し悪しを考えた場合、自分が何にお金を使いたいかを考えておいた方がいいという気持ちを書きました。
これは実際にリタイア生活に入ってから感じた事ですが、もうひとつお金の話から離れてリタイア生活に入ってから気づいた事があります。
自由だけで価値がある
それは、退職後のやることが無い状態にそれほど不満を感じないと言う事です。何と呼んでいいかは分かりませんが、自由である事だけで幸せを感じる力?とでも言っておきます。
これが個人的な性質なのか、長年の忙しい(時間的束縛時間の多い)会社員生活から解放された人みんなが持つ気持ちなのかはよく分かりません。
この幸せ感を長く持てるならばリタイア生活を消費や目的で満たさなくてもそこそこ満足感は得られるとは思います。自由である状態そのものに満足感を持てる方だとは思いますが、一方でこの幸せ感がいつまでも続くかどうかは自信はありません。
例えば窓から絶景の見える家に引っ越したとしたら、どれくらいで飽きるんだろうかという話に似ているのかもしれません。
お金による幸せ感には限界があるといいますし、自由(時間)が多い事による幸せ感にも限界が当然あるでしょう。そういう意味ではまだ2年しか経っていないからだけかもしれません。
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