以前「安いニッポン」だと低コストセミリタイア生活が捗るんじゃないかと言う記事を書きましたが、参考にしたその本の中には、もう一つ気になった箇所がありました
日本人は運を気にする?
気になったというのはここです。
リンクトインが「人生で成功するために重要なもの」を22カ国の3万人以上に聞いたところ、日本も含めた世界共通の首位は「一生懸命働く」だった。世界では次いで「変化を喜んで許容すること」や「人脈」などが並ぶ。だが日本だけ、2位は「運」だったのだ。
この時書きたかった趣旨とは離れるので触れなかったのですが
成功に必要なのは「運」 社会的な閉塞感を反映しているのか、日本人はスピリチャル好きか、これだけでは何とも言えないです。
なぜ今になって、この話を持ち出したかというその後も「運」の話をよく見かけたからです。
マンガドラゴン桜2でも運に言及していました。
やはり 日本人は「運」を気にするものなんでしょうか?
努力が大切だが才能はもっと大切?
もうひとつはサンデル教授の本の話です(最近Audibleで読むことができました)
サンデル教授というと2010年ごろ「白熱教室」でテレビに出てたこの方です。
この本では、世界の歴史は身分社会から機会平等社会へと進歩してきたように見えるが、機会平等社会とは能力主義(競争)社会の事で、その結果、能力に見合うように不平等が再構築される社会、今の能力社会の敗者は身分社会時代以上の屈辱を受けている、と解説します。トランプ大統領のようなポピュリスト政治生んだ背景にはこういう能力主義社会が生んだ社会の分断という説明もあり、なかなか刺激的な本でした。
この解釈には別の前提が存在します。それは努力は万能でなく道徳的価値観の意味が強く成功は、才能=生まれもったもの(つまり運の類)によるところが大きいという評価です。成功者は才能があった(運が良かった)おかげなので、成果に対してもっと謙虚になるべきではないか的な意見も紹介しています。(富の再分配の大義名分)
努力が人生を変えるか?をどう捉えるかで議論が分かれるところですが、努力が報われない世界の分野(才能次第)の成功者は(先天的な能力=運がいい)成功に対して謙虚であるべきだというのは理解できます。
ドラゴン桜2でも幸運な者は不運な人に力を貸すべきだと表現してました。
個人的に運が良かったと考えるとすれば
あまり劇的な話はないですが、例えば早期リタイアに至るまでの世の中の流れ(株価上昇や低金利)とかは運が良かった部分もあると思っています。
最近では2年前に五輪ボランティアに落選した事とか(自分に言い聞かせてる…)
急に「FIREムーブメント」ブームが発生して、ブログが書きやすくなり、最近たくさん読まれるようになった事ですね。
「運」の有る無しをどこまで真面目に考えるか、その距離感は人それぞれだと思いますが、この程度の話にとどめておきたいと思います。
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