FIを達成したときの心持ちについて書いてあったトウシルのFIREについての記事、色々な話題に言及していて、その中には早期リタイアでの資産取り崩しの計算の考え方もありました。
いくら取り崩せるかについてのある計算方法
こんな風に計算したらどうか?書かれてました。
「早期リタイア」が前提のFIREではあるが、取り崩しの考え方は、資産額から最晩年に持っていたい金額を差し引いて、これを平均余命に10年程度余裕を持たせた数字で割り算して、年間に取り崩していい金額の上限を決めるのが分かりやすい。
ちょっと分かりづらいですが、例えば男性で「ゼロで死ぬ」予定なら平均寿命が80歳として10年足して90歳、90歳までの残り年数で、手元資産を割った結果(金額)が毎年取り崩せる額となるわけです。「ゼロで死ぬ」はあくまで理想なので、いくらか残したい場合には割る前に残したい額を引く事になります。
(自分の場合)実際にちょっと計算してみたら、(当然ですが)年金や運用利回りが無しでは暮らしていけない数字でした。
FIRE換算で資産の見え方
その一方で、FIRE(4%ルール)に関するこんな言及もありました。
「利回り4%」と「25倍」は覚えておくといいかも知れない。例えば、資産額が2,500万円の人は、年間生活費100万円相当の小さなFIREを達成していると考えることができる。
今ある資産をFIRE達成条件視点で年間生活費換算するという考え方、なかなか面白い視点だと思います。
FIRE理論上では4%ずつ取り崩せば手元資産は減らない訳ですから、終身年金と同じとみなす事ができ、上の資産額が2500万円ある人は年100万円の終身年金がある事になります。
最初の取り崩し計算ではお金が無くなる心配がありましたが、こちらの考えでは(毎年総資産の25分1以内で取り崩し生活を送れば)資産は減らない事になります。同じ資産でも見え方が異なります。
「老後2000万円」問題に寄せれば、2000万円あれば年80万円の終身年金がある換算にです。4%利回りの威力ですが、厚生労働省からそういう説明がある事はこれからもないでしょう(笑)
ここ2年位の米国株高は4%ルールでは資産は減らない実感を持つのに十分ですが、あくまでの過去のデータをもとにした理論である事(それも95%程度)を忘れず、(資産が)減っていっても大丈夫くらいの見通しでいきたいとは思います。
ちなみにこの95%という数字、ファイザーやモデルナワクチンの有効率と同じくらいの数値で、そこそこアテにしていい範疇の数字だとは思います。
⬇︎ブログランキング参加中です。
クリックして1票頂けると励みになります!⬇︎