久しぶりに週刊東洋経済でライフシフトが特集されてました。続編「ライフシフト2」が出版されるからのようです。
マルチステージ時代の生き方を提言
世間一般の「退職後」=リタイア生活≒老後生活だと思えば、完全早期リタイアする事は人よりも長い老後を過ごす事です。長すぎる老後に対する何かヒントがないかと、前作の「ライフ・シフト」を読みました。3年前の事です。東洋経済誌も特集がありました。
本で語られていたのは、人生100年時代への変化によって、これまでの「就学→労働→引退」でない「マルチステージ」の新しい働き方の提言でした。
ライフ・シフトの物足りなさ
「就学→労働→引退」3ステージ制の時代でなくなるという分析には説得力がありますが、人生100年時代での新しい生き方「to do」は物足りなさを感じます。
身近な例で言えば「FIRE本」なら「to do」は具体的です。それは25年分の生活費を貯めようという目標だったり「節約」と「投資」という具体的な行動として示されてます。
そういうto do可能な情報が得られる事も、FIRE本ブームの理由のひとつでしょう。
経済的自立の方が正しそう
「ライフ・シフト」にも一般的な表現での「to do」が示されていますが、曖昧に感じます。今回の特集にマルチステージの生き方に必要なのは「3つの無形資産」と書いてありました。
生活性資産 仕事に役立つ知識やスキル
活力資産 健康や良好な家族友人関係
変身資産 変化に応じて自分を変えていく力
そもそも「無形」って言っているくらいですから漠然としています。
この馴染みの薄い用語を、普段から使われる言葉で言い換えると「スキル」「コミュ力(コネ)」「チャレンジ精神」とかでしょうか。
「チャレンジ精神」や「コミュ力」に恵まれれば、それだけで生活力がありそうです。その上に「スキル」があればもっと有利でしょう。
ライフ・シフトしたくなる前提条件とは
自分に今ある「スキル」「チャレンジ精神」「コミュ力」があるかは分かっているだけに、そういう資産を増やすよりも「経済的自立」を確保する事を優先させる方が手っ取り早い気がしますし、3つの無形資産に頼る生き方よりも自分の選択が正しかったと逆に感じます。
もしこの考えが逆転する事があるとするならば(仕事にしたい)「好きな事」がある場合かな思います。そういうモチベーションがある時に、ここで書かれている3つの無形資産を膨らまそうとする努力ができるかと思います。
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