4月から検討中のETF投資について、今回は有名な本を読んで勉強してみました。「ETFはこの7本を買いなさい」です。古い方も最近出版された新しい方、両方とも読んでみました。
新旧とも読んでみる
「ETFは(略)…」古い方はaudibleで読めました。
こっちはやや入門書と言ったレベルでしょうか。知っている事が多く実践本としては物足りない感じです。
最近出た改訂版の方は(珍しく)買って読みました。
7本だけを買えば良いと言うタイトルですが、今回は全部で20本の投信に触れてます。それらを使った具体的なポートフォリオ紹介もありました。
ETF投資の4つのメリット
どんなメリットがあるかのまとめ、本文中に何回も出てきます。
ETFが向くのは、
「まとまった資金を運用するのに低コストを追求したい場合」
「分配金を定期的に受け取りたい」
「究極の分散投資をしたい場合」
「機動的に運用したい場合」などです。
朝倉智也.改訂新版ETFはこの7本を買いなさい――世界No.1 投信評価会社のトップが教えるおすすめ上場投資信託(p.145).ダイヤモンド社.Kindle版.
下の2つはちょっと修辞に走った表現でよく分かりづらいですね。分配金についても最終的に円転する部分の評価は、触れられませんでした。
インデックス投信経験者向けの情報
インデックス投資経験者でETF投資にも興味があるような読者層(自分のような)を意識してたか、そのものズバリについても書かれてました。
インデックス投信とETFの違いを整理してみてわかるのは(略)
と言う方は、インデックス投信の積み立てが向くと思います。
朝倉智也.改訂新版ETFはこの7本を買いなさい――世界No.1 投信評価会社のトップが教えるおすすめ上場投資信託(p.63).ダイヤモンド社.Kindle版.
ETF投資は即時購入をしたい時は向いているという認識は同じでした。
通常はインデックス投信で積み立てをしているという方でも、相場が大きく値下がりしたときはリアルタイムで売買できるETFを活用し、少しまとまった額で一括投資しておくといった使い方もあるでしょう。
朝倉智也.改訂新版ETFはこの7本を買いなさい――世界No.1投信評価会社のトップが教えるおすすめ上場投資信託(pp.68-69).ダイヤモンド社.Kindle版.
景気後退懸念が広がる最近の雰囲気だと、投信よりも早く売れるという面の方が、説得力があるかもしれません。
実践本ではないが情報としては問題ない
知りたかった資産運用一連のフロー(購入、売却、手数料、納税)としての情報(to doレベル)は不足気味でしたが、投信評価会社の方が書かれた本なのでそこは仕方ないです。逆に商品知識、単体での情報、静的なコストについては詳しく書かれていて知識が深まった気がします。
コストを下げるために全部やるのが最善か?
ETFか投信かのどちらかを選ぶ話、商品単体としてのコスト比較では勝っているのは事実で、その分お金で換算できないコストがかかるという状況、節約の話と似ています。例えば遠いスーパーに安い食品を買いに行くのが本当に得なのかというアレです。
ETF投資の手間は慣れれば低減していく気もします。結局どうするかは、時間はあるので引き続きゆっくりと考えます。
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