「FIRE」に対するよく耳にする感想、「全く働かない生活」への違和感とか(逃げ切り)金額に対する達成不可能感からくるものが多いです。そういう感想を持つのは自然だとは思いますが、FIREを目指す動機から考えると、セミリタイアもハードルが高いと感じます。
この記事でそんな感想を持ちました。
完全リタイアなんて勿体ないし、1億円を溜めるのも大変じゃないか、そこそこ働けば、貯金も必要ないし、社会との繋がりも保てるという意見でした。確かに働きながらFIREするという考えも広がっています。
以前紹介した、人間の幸福感は、人生を自分でコントロールしている自覚から来るという見方で言えば、
仕事してても「人生をコントロールしている実感」できれば、働ているかどうかは関係ないとも言えます。
それでも「仕事をしている」と幸せを感じられないケースは、その人がどれくらい「束縛嫌い」か「自由要求」が強いかによってはあると思います。
「選択理論心理学」で言う「自由の欲求」への要求がかなり高い人とかです。
また、中川さんが「セミリタイア」の方がいいと言えるのは、中川さんが「個人事業主」だから(ワークオブバランスをコントロールできる仕事)をしているから、ともお思えました。
こちらにも書きましたが、世の中の職業は従業員、個人事業主(専門家)、事業オーナー、投資家の4種類に分類できます。
この中で自由裁量が少ないのは「従業員」でしょう。
だから今回の「BOYA」記事の主旨、これからの世の中は、不自由な従業員じゃなくて、自由な個人事業主を目指すべきだ、とも受け止められます。
とは言っても、最近は、個人事業主を偽装する従業員的な業務形態という罠もあるように、一概に個人事業主=自由が効くとも言い切れない感じもします。
そういう意味でも、これまで個人事業主としてのキャリアを積んで、今に至っているからこそ、(自己裁量が効く)セミリタイアが、幸せだろうと言えるんでしょう。
だから従業員として生きてきた人間が、今から(本当に)自由な個人事業主目指して、悪銭苦闘するよりも、完全リタイアしていた方が手っ取り早い(自己完結しやすい)と思うわけです。
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