2つの乗り放題きっぷ(秋の乗り放題パスとJR東日本パス)の利用旅、さくっと旅程について書きましたが、印象深かった場所をもう少し掘り下げて紹介します。今回は「十和田市現代美術館」です。
実は「十和田市現代美術館」は最初は旅行コースに入ってませんでした。
青森市には、青森出身の(ウルトラマンのデザインをした)「成田亨さん」の原画が見れる「青森県立美術館」があって、こういう機会じゃないとなかなか行くことができない場所という事で計画に入れてたんですが、残念な事に10月から長期休館中でした(ショック)
そこで「るるぷ青森」の写真が印象的だった「十和田市現代美術館」に行くことにしました。バスで行けないこともないのですが、どうしても長い連絡待ち時間が発生してしまいます。
カーシェアで都合よく空いてる車を見つけられたので車で行くことにしました。
本八戸駅から車で1時間ぐらいかかります。Google だともう少し短めに出てますけど時間にもよりそうです。
駐車スペースですが、美術館の北側に「十和田市西二番町駐車場」があり、そこを利用できます。
7割ぐらいの利用率でした。料金ですが、美術館受付で無料駐車券をもらえます。
美術館の外観はこんな感じです。白い直方体の建物が点在する構造になっています。
ひとつの作品に対して、独立したひとつの展示室が与えられ、これらをガラスの通路で繋ぐという構成により、美術館自体がひとつの街のように見える外観をつくり出しており、来館者は街の中を巡るように個々の展示室を巡り、作品を見ることができるというユニークなものとなっている。
Wikpediaより
こういうコンセプトで出来ているそうです。
左側の馬の像の作品名は「フラワーホース」。真中に見えるリンゴみたいなもの作品名は見つけられませんでした。
遠くでも目立つ「フラワーホース」ですが、近づいても像の大きさ、馬の躍動感とカラフルな色彩感とたくさん花々に見いってしまいます。
「フラワーホース」のそばに美術館の入り口があって、まずは券売機でチケットを買います。
入館料は1800円とそれなりにします。今回は「地域クーポン」対応にして欲しかったのですが、自販機販売のモノは難しいのかな?と思ったりもしました。
券売機の横に受付があり、そこで展示案内を貰えます。
上のパンフレットにも載っている作品名は「スタンディング・ウーマン」(そのままですね)ちなみに常設展は撮影可能です。
遠近法トリックではなく、リアルで大きな像です。4mあります。
人形独特のちょっとした怖さ感、老いの質感のリアリティ、自分よりも大きなモノに対する畏怖感がミックスされて、感情に迫ってきます。
これら「フラワーホース」と「スタンディング・ウーマン」は事前に存在を知っていたのですが、全く知らなくてインパクトがあったのが、この作品です。
丸い素材だけで作り上げた鹿の造形、独特の透明感と光の反射の美しさが印象的でした。「もののけ姫」に出てきそう風でした。
「屋上」も作品になっていて、屋上に出る事ができます。
壁面も一部作品として利用されていています。
美術館の前の道路挟んで向かい型、屋外展示物もありました。
現代美術ってちょっと難解なものかと思っていたのですが、案外そうでもなくシンプルに楽しめました。予備知識なく作品を見る面白さみたいなものも感じました。なかなかこういう機会がないと来れないですからなおさらです。
印象に残ったと言えば、十和田市現代美術館からの車での帰り道、ふと窓の外を見るとアクアマリンで彩られて平屋の建物に「いがらしゆみこ」さん風の女性のイラストと「ゴージャス先生」という謎の看板の建物が目に入りました。一瞬で通り過ぎてしまったのですが、何屋さんなんだろうとすごく気になったのですが、調べてみると「パン屋」さんだったようです。
こちらも一度みたら忘れられない印象でした。(余談です)