あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

「FIREムーブメント」後で変わった事

最近日経平均の調子がいいです。「FIREムーブメント」は、資産運用で経済的自立を目指すから、経済環境(株価動向)に影響を受けるので、昨年はちょっと勢いが下がった気がするのですが、最近は資産アップした人が増えているんじゃないでしょうか。

 

そもそも「FIREムーブメント」が起きる以前から、早期リタイアを目指していた人はいましたし(自分もそうです)そういう立場からすると一昨年の「ブーム」や知名度アップにはちょっと不思議な感じがありました。

ただ、おかげで早期リタイアに関する情報が増えましたし、ブログネタにも恵まれました。最近もある記事を見かけました。

www.businessinsider.jp

「総まとめ」とか書いてあり大きく出たなという印象を持ったのですが、案外ニュートラルな視点を持ちつつ、網羅性も高くいい記事でした。

FIRE=働かない事?

個人的には「FIRE=働かない事」ですが、それだけではないと書いてあります。参加者が増えた事で意識が広がりました。

つまり、仕事を辞めることではなくて、自分の時間の使い方を自分で好きに決められる状態を目指す

自分の好きな事を仕事にする、自分の好きな時間だけ働くのもFIREだと言ってます。「全く働かない」のも、自分の時間の使い方を自由に決める一つと言う事ですね。

4%ルールの登場

また経済的自立するのに十分な資産を用意する、が早期リタイア実行の前提ですが、この「十分」とは、いくらなのか?と言うのが、早期リタイア志望者がもっとも必要とする情報ですが、案外ぼんやりしてました。

こちらもFIREムーブメントの流行で「4%ルール」と言う公式が有名になり、理論上は「十分」さは計算できるようになりました。

「十分」の考え方はあまりに曖昧だ。そこで多くの人が、経済的自立度を測るためにある公式を利用している。この公式は「25倍ルール」あるいは「4%ルール」と呼ばれているが、中身は同じだ。

 

この理論によれば、想定利回りは4%に収束すると言う事になり、4%を超えるような資産増局面(これまでの4年間)を無邪気に喜べなくなった(調整的な下落局面がある事を思い描く)のが個人的な影響です(苦笑)

agura-huma.hatenablog.com

 

派生するFIRE

色々なFIREも発生したのもFIREの影響でしょう。

  • 通常のFIRE:退職後もそれまでの生活を維持できるようにするタイプのFIREに最も人気が集まっている。
  • スリムFIRE:早期に引退して、その後は必要最低限で質素に生活することが目標になる。
  • ファットFIRE:スリムFIREの逆がファットFIREだ。
  • バリスタFIRE:経済的自立を勝ち取ったあとも仕事を続ける気があるのなら、バリスタFIREが最適だろう。
  • コーストFIRE:コーストFIREでは、必ずしも早期引退を目指さない。

引用ですが、適当に抜粋してます。この中でコーストFIREだけはちょっと自分の中ではFIREとは違う気がします…。

 

先に損をする必要はない?

FIREを目指す生き方のデメリットについても色々とクリアになりました。

収入に占める支出の割合を低く保つことは、生活のあらゆる領域に犠牲を強いる。あなたもきっと、「早期退職するために、今、満足できない生活を続けることに意味があるのか?」と自問することになるだろう。

FIRE達成のために今を犠牲にする事が正しい選択なのか?と言うFIRE批判、難しい問題です。

agura-huma.hatenablog.com

個人的にはFIREしてから楽しむ(先に損をする)にしましたが、この記事ではどういうFIREを選択するかで解決できるとしています。

FIREはできるかできないかの二択ではない。従来のFIREの派生形であるバリスタFIREやコーストFIREを目指せば、多くを犠牲にすることなく、ある種の経済的自立を達成できる。

ここは最初のFIREは「仕事を辞める事でなない」という定義に戻っていく感じです。どういう人生が、自分にとってのFIREなのか?を考える事から、FIREをイメージしていくという感じで柔軟性のあるまとめ記事でした。