日経平均の大暴落、当日、翌日と普通のニュースでも大きく取り上げられました。あれから3週間。あのパニック状況はどこへやらと言った感じですが、まあ反発してしまえば、そんなものですね。
チキンすぎる日本市場
まずは暴落そのものについてですが、翌日の「日経モーニングプラスFT」で、こんな数字を取り上げていました。
日本だけパニクってたのが良くわかります。
日本市場に対しては、ちょっとチキンなところがあると常々思ってましたが、今回の件で、その思いを強くして、日経平均インデックスで、FIREしなくて本当に良かったと思いました。逆にもし日本株しか手を出せない状況だったら、今の早期リタイア生活はなかったかもしれません。高配当株投資と割り切って日本株に関わっていて正解でした。
ストレステストになった
以前、リスク許容度は暴落しないと分からないと書きましたが、今回の暴落は、ちょうどいい「ストレステスト」になりました。
「リスク許容度」の方ですが、8月5日の夜の株残高をスクショしておけるくらいの精神状態は保てたし、
それなりにショックを受けましたが、狼狽売りはしませんでした。「コロナショック」もそうですが、今回の暴落で、またメンタルが鍛えられた感じがします。
ブラック・スワンは存在する?
そういう意味で、メンタルの支えになったのは、春先に「ブラック・スワン」は存在する前提のポートフォリオにしてた事です。
この時点でリスク資産時価が半分になっても「逃げ切り」維持ができるアロケーションにしてあり、8月6日でも、リスク資産5割減にはまだまだ余裕がありました。
「サイコロジーオブマネー」の大暴落は必ず起きるという意見は、半信半疑だったんですが、信じておいて良かったです。
買い出動したものの
暴落時に買い向かうのは、経験則的に期待値の高い投資行動ですが、今持っている配当株を買い足す気にはならなかった分、これと言って買いたい株がありませんでした。
以下が買った株です。
三菱商事は2日に買って失敗(5日には買えなかった)
全て売り切ったカナディアン・ソーラーは、値動き観察のため1株買い直しました。プラスですが、戻りは鈍いです。
すでに手持ちの保有株の株数を増やす気にならなかったので、こちらのファンドを少し買いました。
新NISA枠ではありません。
新NISAについてはこういうタイミングでスポット投資するつもりでしたが、さっき書いたように、パニクったのは日本株なので、S&P500インデックスを買うのはちょっと違うかなと思い、やめました。
大暴落のメリット
と言う事で、大暴落は、自分のリスク許容度チェックにもなるし、投資メンタルは鍛えられるし、買いチャンスだし、色々とメリットもあると言うのが今回の教訓です。まあ「数日で反発する」と言う前提が必要ですが(苦笑)
「反発する」と言えば、こういう大暴落があると、政府(日銀)が何とかしてくれそうと言う事が分かったのも気づきの一つでしょうか。
そもそも利上げ自体が、政府からの圧でやったみたいなところがあり、一連の流れに「日銀の独立性のいまいち感」を感じますが、結果的に(今の日銀に)市場フレンドリーな面がある事はわかりました。
余談
これは気づきとは違いますが、今回の暴落の反発以来、マネーフォワードを見る回数(マニュアル残高更新する)が減りました。
今年の6月までは、資産残高が高値更新する事が多かったので、結構見る頻度が上がってました。そして高値更新した理由のメインは円安だと思ってます。
暴落からの反発はあったものの、ドル円は7月の水準(150円台)に戻っていません。おそらく戻る確率はほとんどないでしょう。と言う事は日経平均も外貨建て資産の円換算評価額も7月上旬水準まで戻る事は当分無い、資産残高は今年前半みたいに、高値更新する事もなさそう=見ても見なくても一緒と言う感じです。