あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

映画「LIFE!」を再び見る

週末100円だったので

以前雑誌で強く推していたので一度見た事はあったのですが、あれからTVも変わった(サイズ)事もあり、PrimeVideoの週末100円だった時にレンタル購入しそのままだった期限が近づいたので、(ようやく)再度見てみました。 

 

人生が変わると言うのはやや宣伝文句ですが、気持ちのいい余韻が残る、心がシュッとする映画です。

 

ロードムービー好きな人向きかもしれませんが、これをロードムービーと言っていいものかどうかは悩みます。

 

(場面に応じてかっこよく魅せる)平凡な中年主人公にベン・スティラーの持ち味がよく出ています。それなりにきちんと働いて(ハードワークをして)きた筈なのに、気がつけば家族(母と妹)と職場いう閉じた世界に固まりつつある、悪く言えば人生が閉塞しつつある、そんなよくいるサラリーマンが…と言う感じで始まります。

 

ロードムービー風でもあり、基本のプロットは探しもの映画のそれではあるのですが、LIFE誌のスローガンがうまく合わさって、見るものにそれぞれに色々と感じ、考えるのではないでしょうか。

妄想シーンがふんだんなので、何だこれはという意見はあろうかと思いますが、せっかくの映画的な表現として個人的にはいいと思っています。

 

ちなみにLIFE誌のスローガンはこれです。


「To see the world,
Things dangerous to come to,
To see behind walls,
To draw closer,
To find each other and to feel.
That is the purpose of life.」

「世界を見よう
危険でも立ち向かおう
壁の裏側を覗こう
もっと近づこう
もっとお互いを知ろう
そして感じよう
それが人生の目的だから」

 

 

 人生を考えるきっかけになるほど説教臭くはないし、いわゆる良い距離感を保ちつつ、ありがちな別に映画でなくても良かった作品とは真逆の、映画でやった良かった映画です。

 

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今回再び見て、ウォルターが父から贈られた日記帳に書かれていた一言が印象に残りました。そうしようと思います。