宇宙系コンテンツが増えて一ヶ月更新
ディズニー系の動画配信サービスがディズニープラスとなって、ナショナル・ジオグラフィックの番組が見れるようになりました。トイ・ストーリー4とかアナと雪の女王2とかの最新作も見れますが、まあまだ見てません。
そんな2大販促コンテンツを見ずに何を見たかと言うと
潜入!スペースX
原題:Mars: Inside Space X
というナショナル・ジオグラフィックの宇宙科学番組です。
詳細を見る限り2018年の作品で最新の内容ではないんですが、それでもSpaceXの打ち上げの歴史を振り返る事ができて、50年ぶりの有人宇宙飛行そして火星への飛行を夢見る人々の熱意が感じられます。
番組を見ると50年前との大きな違いが、ざっくりと宇宙船の再利用にある事がわかります。そういう意味で見どころは何と言っても発射ブースターの逆噴射着陸のシーンです。
逆再生を見ているかのように、発射ブースターが地表に返ってきます。当然SpaceX社の社長イーロン・マスクも登場します。
もし人類が火星に移住することになったら最初の都市の名前はきっと「イーロン・シティ」とかになる事でしょう。
コストを考えると心配
宇宙好きにはなかなか感動的な番組ではあるのですが、心の中にはちょっとした引っ掛かるものがあります。当然ながらこういう打ち上げは全てうまくいくわけじゃなく、失敗映像も流れる訳です。
もともとお金がかかりすぎるために下火になっていた宇宙開発事業、こんなに失敗して大丈夫なのだろうかという心配、今回は成功したけれど本当に将来的に大丈夫何だろうかというおせっかい気持ちになります。
例えばこの記事を見ると、2017年の時点で開発費が10億ドルかかっているとあります。
また別のニュースには、イーロン・マスク氏の資産について触れています。
ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、マスク氏は224億ドルの資産を保有する世界第41位の富豪。現在では資産の3分の2をスペースXが、残りの大半をテスラが占める。かつてはテスラがマスク氏の資産の大半を占めていた。
224億ドルって言うと約2兆4,000億円くらい。なるほどそれくらいあれば、10億ドルも出せない事はないでしょうが、火星有人飛行とかいう国家的なプロジェクトを一個人のロマンに任せて(押し付けてしまう)って結構際どい話だなって思いました。