あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

早期リタイアの損得勘定


早期リタイアして約5年半。「早期リタイアして良かった」が今の心境です。「本人がそう思うならいいんじゃない」の話に聞こえますが、損得勘定の観点でも得したかなと思ってます。

 

早期リタイアの損得勘定についてはこれまでも書いてきました。

早期リタイアの損と言えば、普通は金銭的デメリットです。以前の会社を辞める数ヶ月前の記事に書きました。

agura-huma.hatenablog.com

雑誌記事を引用したのですが、そこに書かれていた金銭的デメリットを納得して、それでも「ほそぼそであっても自由に暮らす」と、これから始まる早期リタイア生活に対する心持ちを書いてました。

 

それから約4年経過した昨年の4月はこんな風に思ってました。

agura-huma.hatenablog.com

「ほそぼそと暮らす」と言うワードは消え、単純比較は難しいが「メリット」を感じるならそれでいいじゃないかと主観重視スタンスでした。今もその気持ちには変わりありません。

 

それから1年経った今の心情ですが(主観の問題でなく)早期リタイアして得してると思っています。

最初(2019年1月)に書いた金銭的デメリットが思ったよりも少なかったからです。agura-huma.hatenablog.com

メリットがそのままで、デメリットが小さければ、シンプルに大小比較で得した言えます。

言い換えれば、働き続ければ(自由が減っても)経済的安定が強化されると言う前提が、毎日「好きな事をして暮らしても」経済的安定は強化された訳ですから、分かりやすく早期リタイアして得だったと言う事になります。

もっと過激な言い方をすれば、働かなくても良かったのに、あやうく働き続けるところだった。のを回避できた。と言う事になります。

 

ただ、この考え方の裏には、働く事のメリットは「お金」しかないという前提が隠れています。

早期リタイアしていながらアレですが、自分は働く事にはお金以外の無形のメリットがあると思っている方です。そういう無形の財産カードを(若いうちに)貯める事(年をとってから使う事)が働く事の意味の一つだったと、年をとってから気づきました。

逆に(これ以上会社にいても)無形のメリットを得る事が、自分にはもう無くなったと察した事が、退職理由の一つでもあるわけで、自分のケースは、お金の損得勘定だけを早期リタイアの損得と考えて問題ないでしょう。

 

ただこういう損得勘定と言うのは、ある時点での結果論(気持)に過ぎない(特に資産が増えたからと言うのは)と言う見方もできます。かと言って死ぬ直前に損得トータルしないと分からないと言うのも話が長すぎるので、それはそれで仕方がない気もします。