先々週ぐらいから国民年金保険料の納付期間を60歳から64歳までに延長を検討するニュースを目にしました。その話を聞いて、ぱっと2つくらい感想が浮かびました。
ひとつはぶっちゃけ早期リタイア生活界隈にそれほど関係あるのかなと言う感想です。
早期リタイア者への影響度
記事に書かれていた2025年の改正だとすれば、その時点で65歳どころか60歳にもなってません。とは言っても、この変更はある程度の年齢がいった人には適用しないのではとも思っています。
自分の場合、60歳以降は国民年金保険料を払うどころか「年金繰り上げ受給」も選択肢のひとつと考えていた事を思えばこの延長(仮定)は真逆な状況です。
繰り上げ受給するかどうかは、年金を受給する事で「住民税非課税インセンティブ」を失った場合の損得勘定次第なので、あくまで選択肢の一つです。
早期リタイア界隈では、国保保険料の免除を受けるのも選択肢の一つですから、免除を受けている人にとっては、免除期間が伸びるだけの話ですし、60歳まで払うつもりだった場合には免除申請を受ければいいです。
だから、今回の話は働いていない人(早期リタイア者)のiDeCoメリットが、働いている人のそれと違うのに似ている気がします。
年金制度変更リスクは大きなリスク
早期リタイア前の見込みでは、年金制度の変更リスクは、4年に一度の財政検証の結果で読み取ればいいと思ってました。
2019年の財政検証なんとか通過したので、2024年まではとりあえず安全かなと見込んでいただけに、財政検証を経ずにこういう話が出るのはちょっと予想外でした。
やはり年金制度の変更可能性は、早期リタイア計画の大きな不確定要素なんですね。金銭的リスクのリスクヘッジは「お金」だとすれば、「4%ルール」に沿ったFIRE資金の準備とか「より節約」とかになるんでしょう(「また働く」と言うのもありますし)
ただ結局のところ、早期リタイアにはリスクはつきものなので、リスクがあるのは「仕方がないと割り切れる」「気にしない」「腹を括れる」「何とかなると考えられる(錯覚できる)」と言うようなマインドも「早期リタイア」を実行するの大きなファクターかと感じます。