あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

早期退職は損か得か?

早期リタイアした際には会社の早期退職制度を利用しました。早期退職制度にも「早期優遇退職制度」と「早期希望退職制度」の2種類があります。そんな事が「早期退職は損か得か?…」と言う記事に書いてありました。

allabout.co.jp

で、自分は常設的な会社の制度を利用しました。と言っても出来て間もない制度だったので、今もあるかは分かりません。

この損得論、この間書いた記事の内容ともダブりますが

agura-huma.hatenablog.com

早期退職すると給料は当然の事、年金や退職金が減り、純金額的な収支から見れば明らかに損です。もちろん退職割増金の金額次第と言う事になりますが、常識的に考えて定年までの給料を担保するような割増退職金は出ないでしょう。

 

結果、経済的デメリットを上回るような退職のメリットを感じられたら得と言う事ですが、退職のメリットは金額換算できないので、単純比較は難しいです。

自分の場合は退職メリット=自由と言う事になりますが、そういう難しい単純比較で自分では得したと思っています。

ただこの判断の怪しいところはしょせん退職4年間の感想だと言う事です。

そんな事を言っていたら、いつまでも判断は下せませんから(そういうものかもしれませんが)一旦でも得したと感じたら、それでいいのではと言うのが持論です。

 

以前勤めていた会社は、50代の社員にセカンドキャリア研修が必須でした。そのセカンドキャリア研修の事を(サラリーマンとしての)「たそがれ研修」だなと思ってました。早期退職制度の事も、本音は(経費節減がしたいので)早く退職して欲しいからとか、やや皮肉的な目で見てたんですが、4年経ってもう少しニュートラルな視点で見れるようになって、そこまで「ホンネ」と「建前」の乖離はないとも思っています。

多少矮小化すれば、会社にずっといればどこかでキャリアは止まるし、同じスキルならコスパはよくて体力もある若い方が重宝されると言うような、定年まで働くモチベーションを削ってくる状況が色々発生すれば、早期リタイア志向じゃなくても身の振り方探しをしたくなるのは自然な話です。

その時にどうするかは、その年までに揃えた「手持ちのカード(ツテ・コネ・スキル・金・メンタル)」次第(人それぞれ)なのかな?と言うのは以前も書いた内容です。

agura-huma.hatenablog.com

そういう話と関連して、こんな記事がありました。

president.jp

昔の忙しかった頃の自分を思い出すようなあるあるな話です。会社員は「来るべきたそがれ期」に備えた(カードを揃える)方がいいと言っても、こういう沼にハマる心配がある現代のサラリーマン生活の難しさを感じます。

一方で、早期リタイア生活者からすれば、単身早期リタイア生活がそこそこ快適である理由(とリスク)のエッセンスが詰まった話にも見えました。