早期リタイアして3年経ったということで、実生活では3周年的な特別な捉え方は全く無いですが、ブログ的には記事を書きやすい話です。
3年間の運用成績
経済的自立目線で3年間を振り返ると、資産は退職直後よりも(遺産相続分を除いて)1割くらい増えました。(遺産と言っても、父は中卒サラリーマンで、3人で均分相続したので人生が変わるような大金ではありません)
これも米国株式インデックス投資のおかげですが、退職直後の思惑はちょっと違ってました。そもそも米国株インデックス投資インフラがまだ発達してませんでした。
実際に退職前に積み立ていたのは
- ニッセイ 外国株式インデックスファンド(2017年1月から、20Kずつ)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(2018年1月から、30Kずつ)
くらいです。(※先進国株式はほぼ米国株式だと思っています)2019年3月退職ですから対して積み上がりません。
早期リタイア達成は米国株投資は関係なく、アベノミクス効果を受けた日本株上昇と(優待株、高配当株中心)と退職金(早期割増)によるものでした。
毎年バブルだと思っていた3年間
その退職金を日本以外へのインデックス投資に回そうと言う考えでした。
そう思ったのには個人的な日本株の将来性への諦め(日経インデックスは買わない)と個別投資に対する自分の能力への諦め(自分は投資下手という認識)もありました。
退職直後のダウ平均
ただ2019年春の米国株は頼りになる投資先には見えませんでした。
ダウは27,000ドルの壁に跳ね返されてはフラフラしている状況です。当然退職金を一括投資する気にはなりません。
結局退職後のiDeCoの投資先は先進国債券、先進国株、新興国株のポートフォリオで設定し、新しい投資先として(楽天証券、マネックス証券)ロボアドバイザーへの一括投資、eMaxisSlimのバランス型、新興国株型への積立を開始しました。
2019年のダウ平均
そんな2019年のダウは約2000ドルも上がりました。これはバブルだろうと思ってました。
このあたりから米国株人気が高まっていったと思います。自分も2020年から「つみたてNISA」をS&P500投信で始めました。
2020年のダウ平均
2020年の春先はコロナショックです。暴落した事で安い時にたくさん買える積立効果が発揮されました。
年間1,000ドルしか上昇しませんでしたが、コロナは収束していないのに暴落前の値を上回るなんてバブルだと思っていました。
2021年のダウ平均
もうこれ以上は上がらないだろうと思っていた2021年は年間5,000ドル上昇、36,000ドルをいったん突破しました。
退職時が27,000ドルで今が35,000ドル近くだと考えると3年間で約8,000ドル近く上昇した事になります。
3年間で投信残高は積立と株高でこんな風に増えていきました(マネーフォワードより)
自力でやった事は少ない
積立投資的には教科書的な動きとなり「めぐり合わせが良かった」だけとも言えますが、リチャード・エリス氏の言葉で言えば
投資家は「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならないということだ。相場のタイミングに賭ける投資は間違っており、決して考えてはいけない。
という事になるんでしょう。(何も考えず相場に居続けるを実行した)
ここまで具体的な数字が足りない内容になったので、上述の
- ニッセイ 外国株式インデックスファンド(2017年1月から、20Kずつ)
5年間の積立投資の成果がどれくらいになったかを載せておきます。
月2万ずつの積立は7割の含み益状態になりましたが、この結果に対して自分の果たした役割は、有名な投信を積立設定した事と売らなかった事だけです。
こういう投資スタンスになったのに何か運命的な本に出会ったという瞬間はなく、何とか資産を増やしたい気持ちで「マネー雑誌」「投資本」「ネット記事」を読む事で、共通するエッセンスを、無意識に身につけていったんだと思います。
「無意識行動」の説明、この動画の最初の方に言っている事です。
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