自営業じゃないけれど参考になる
Kindle Unlimitedを使っていますが、時々サボりがち忘れがちです。できるだけ何かを読もうとしているのですが、実用書とか軽く読めるマンガを選んでしまいます。
自分は自営業じゃないし、悲惨な話だったらどうしようかと思いつつ読んでみたのですが、思った以上に参考になりました。
25歳からフリーのイラストレーターとして食べてきた上田さん(作者)が50歳を越え、仕事がじわじわと減って、将来にどうしようもない不安を抱くところから話は始まり、専門家やシニア自営業の人にいろいろ話を聞きにいく展開となってます。
軽く読めそうと言う安易な理由でエッセイマンガ(エッセイ・情報系)に流れましたが、色々な経験談はやっぱり面白く、意外な気づきもありました。巻末を見ると2017年の本に出版されてて、自分が見たのは7刷で結構版を重ねた本でした。
25歳から50歳まで、仕事してきたという十分な実績(持ち家あり)があっても、50歳を超えると仕事がなくなってしまうという意外な不安定さ。クセのない絵柄だし、デフォルメ力、内容を絵への落とし込みも悪くないのに、自営業の浮き沈みの激しさを感じます。
参考になった点を簡単にまとめると
- やりたい事をやる(これは基本)
- 元気なうちにお金を使う(年金繰上げはアリ)
- 価値を創造する(時間の使い方の目標)
- 金融リテラシーの大切さ(再確認)
などがあります。
「支出」は「価値観の反映」
特に印象に残ったのは、「これからの先の人生」でお金が何に「かかるか」でなく「かけたいか」と言う部分
自分は何をしたいか、どこに重点的にお金を使うか
自分が価値を感じていることから順にお金をかけていくという意識が大切らしい
という部分は、今後のお金の使い方の指針となるものでした。こうしてKindle Unlimitedにお金を払うのも、自分だけの「価値観の反映」ですし、先月はかなり倹約・節約に夢中でしたが、かけたい部分以外のお金を絞るのはやはり間違っていないと確認しました。
それこそ広い意味で「生き方=価値観の反映」で、節約に振り回されて、いかにお金を使わなかった事ばかりに意識をとられず、(その代わりに)何に使うつもりか忘れないようと、気をつけたいと思います。