あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

ドラマ「岸辺露伴は動かない」は分かりやすいウェルメイドな脚色だった

放送前から楽しみにしていた「岸辺露伴は動かない」の実写版、年末の放送を楽しく見る事ができました。本日からまた再放送されるようですね。

最近の荒木作品のごちゃごちゃとして分かりづらい部分を必要以上にトレースしようとせず、露伴のキャラのパブリック・イメージに寄せる事とそれを描く事を主眼とした脚色が成功したと思います。

 

高橋一生さんの演じる岸辺露伴はイメージはだいたい思った通り、泉鏡花を高橋露伴のキャラを際立たせる役回りとして配する事で、キャラクターの輪郭も明瞭になり「だいたいあっている感」を刷り込まれていく感じがありました。(表現媒体が変われば)正解は分かりませんし。

  

そういう意味では第3話の「D.N.A」は、メインストーリーの前後に(今回の実写化での描く)岸辺露伴の世界を挟む事で際どく成立するような内容だったかと思います。原作そのものがやりたい事はわかるけれど表現方法としてはどうかという内容なので、何とか収まった印象を持ちました。

 

また(さすがNHKというか)お金のかかった小道具やセットや上質の映像クオリティが独特の物語世界への没入感も後押ししてました。総じてウェルメイドな仕上がりになっていたと思います。

 

事前にこの小林靖子さんの記事を読んでいましたが、この記事にも書いてあるように、原作の各エピソードは50分(放送枠)では長すぎるという事で、手が入っているという話でしたが(文庫版オリジナルのため)

www.oricon.co.jp

初見の「くしゃがら」については、どのあたりが付け足したものかは分からなかったです。

ジョジョアニメで名前をよく見る小林さんが自分と同学年なのを知り、別の意味で感慨がありました。  

岸辺露伴は動かない 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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