あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

FIRE志向は二者択一の問題か?

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最近テレビでFIREに関する特集を目にする機会が増えましたが、その場合FIRE志向の対象年齢が割と若く設定されています。「家族のために働いている」というのが40代以降の世間一般のイメージでしょうから、

多数派向けに番組を作っているテレビ局がFIREを扱うとすれば、FIREを目指す年代が若くなるのは当然でしょう。そうやってFIREを目指す世代が限定されてきたせいか、FIREに対する意見も前よりも集約されてきた気がします。 

そんな意見は、倹約・投資よりも「稼ぐ力を養う」のための自己投資(出費)の方が大切だという意見だったり、FIREしてから何をするのかという問いかけだったりします。

受験生に似ている

FIREをしてから何をするのか的な意見と、FIREを目指している人との意識ギャップは、受験生のそれと似ています。合格よりも大学で何をしたいかが重要という(部外者の)意見と、とりあえず合格すればいいんだという受験生との意識の差です。

自分の経験を振り返ると確かに考えておいた方が良かった気もしますが、現代とは比べ物にならない情報不足の時代で、一部の雑誌がマニュアル世代を量産していた時代ですから、当時の自分が何を目指せたか怪しいです。

あるFIREに対する疑問記事 

そういうFIREに対する「何がしたいかが大切」記事、最近見たのがこちらです。 

bunshun.jp

お金は若いうちの方が費用対効果が大きいというのは、「ゼロで死ね」の作者の意見と同じでした。 

羽田圭介さんの注目の新作小説が『Phantom』だ。生活を切り詰めて将来のために投資をする主人公・華美。一方、恋人の直幸は「使わないお金は死んでいる」と彼女を笑い、オンラインサロンの活動にのめりこんでいく。芥川賞受賞から6年、羽田さんがたどり着いたお金にまつわる意外な結論とは――?

お金を使う費用対効果が加齢によって薄まっていく事をステロイドみたいって表現が作家的でした。そういうお金の使い時をテーマに新作を書いたと言う話(プロモーション?)でしたが、とうとうFIRE(を目指すと直面するお金の使い方)は、文学的主題に昇華するまでになったようです(笑)

難しい問題だが両方選ぶ事も可能 

難しい問題ですが、そこまで対立軸で考えずに両方とも経験すればいう見方もあるんじゃないかと考えます。頭で考えて結論は出ないならば両方試せばいいし、両方経験できた方が人生としては楽しそうと思うのが個人的な嗜好です。

もちろんFIRE達成の年齢が遅れるので、どうしても耐えられないというのであれば、それは悩みが無いという事なのでその選択に何の問題もありません。

ただ自分の早期リタイアの場合、結果的には両方経験したようになってますが、メインの理由は会社員人生がマンネリ化してきたからで、狙って両方経験しようと思っていたわけではありません。

 

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