「FIRE本を買っているのは30代男性がメイン」と言ったFIREをより世代限定した新聞記事を見かけましたが、FIREをそういう風に絞ってみる捉え方は他にもあるようです。
「若者憧れ「FIRE」とは?早期退職で“不労所得”生活」というタイトルのテレ朝のニュースサイトの記事がそうでした。
30代FIRE実践者の具体例
(どうやって見つけてくるのか)実際にFIREを達成している2人の男性が登場してます。人生観や仕事観はともかく、30代でFIREできるとはどういう人なんだろうと興味を持ったのですが
この30代の男性は、10代のころからの貯蓄と投資で得た3000万円の原資を元に、去年株式投資をし、5500万円まで増やすことに成功。先月からFIRE生活に入りました。
茨城県在住20代男性:「配当金が、今だと月5万円くらい。あと太陽光と不動産を持ってるので、そこから月8万かそこらぐらい、今、収入としてある感じですね。だから、いわゆる不労所得みたいな部分は、月13万とか、15万とかそれくらいで、あとは自分でやっている副業とかで、プラスアルファという感じです」
確かにこれくらい資産や不労所得があれば当面生活できますし、会社を辞めたくなる気持ちはよくわかります。(その思い切りの良さには感心しますが)
FIREに対する違和感
若いうちから目の前の自由度だけを追求するのは長い目で見たら損じゃないかという意見は、FIREに対する批判的な意見としてよくあります。この記事でもmedia.rakuten-sec.net
山崎さんはFIREに対する違和感があるとも語ってました。
最初に、FIREに憧れる投資家がいると聞いたときに、率直に思ったのは、「そんなに仕事がつまらないのでは、大変だろうな」ということだった。
ちょっとこの部分は切り取り過ぎですが、仕事から得られるものは大きく、若いうちは自分に投資すべきという立場の意見です。より具体的に、将来損するのではとこんな風にも表現していました。
先に、FIRE達成は手取り所得の50%を投資に回して18年かかると計算したが、この期間に使うお金が少なくなることによって、18年後の自分の人的資本の価値がより小さくなってしまう可能性がある。
将来の自分への投資と現在の自分の自由度を最大限に上げる事、トータルでどちらがいいのか?年金の繰り下げの話とも似ています。
極端な話をすれば有名な「少年革命家」の彼、目の前の自由度マックスにした生き方をしてますが、一般論で言えば学校へ行った方がいい気がします。現代人は何歳くらいから将来への投資をしなくてもよくなるのでしょうか?
自分の生き方と一般論との境界線
一方、死ぬ前に男性が最も後悔するのが「あんなに仕事ばかりするんじゃなかった」と言うフレーズも有名です。agura-huma.hatenablog.com
死ぬ前の意見の重みを考えると「仕事ばかりするんじゃなかった」方が正しい気もします。一般論と自分を分けて考えるその境界線を決める難しさを示す例でもあり、結論はでないでしょう。こんな感じで確認できればいいんですけれどね(笑)
【トリビアの種】80歳以上のお年寄りが嘘だと思うことわざで一番多いのは何?? - YouTube
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