昨日に引き続き、雑誌「エコノミスト」のFIRE特集の話です。この特集記事の中に「FIREの素朴な疑問」と言う章がありました。FIRE生活について良い質問だったので、その内容をなぞるだけでなく、自分も答えてみたいと思います。
自分のFIRE観や曖昧に考えている部分等など考えられそうです。
全部で6つあり、これが最初の2つです。
- FIREは運用利回り年4%で可能なの?
- 毎年4%の利回りを獲得するには?
この2つについては昨日も触れてますが
そうですね、4%で可能かはともかく、何らかの利回り(不労所得)をアテにして早期リタイア生活をしているのは確かです。
早期リタイアをしている人は何らかの投資をしているでしょう。ただ想定利回りはマチマチだと思います。その各人の想定が正しいかどうかが分かるのは、将来的にお金が残っているか?ですから、数年から10年以上先の事です。
例え間違っていたとしても、自己完結している話ですから、他人がとやかく言う事ではありません。ただ、それだとFIREを目指す人には(真似)参考しづらくなります。
そういう属人性の強い部分を、統計データをもとに具体的な利回りを出し、25年で95%のケースで資金が底をつかないという過去のデータを見せる事で、再現方法と判断材料を提供したところが、FIREムーブメント流行のひとつの理由でしょう。
後の質問はこうでした。
- 現預金はどの程度必要?
- 民間保険への加入は必要なの?
- 社会保険料はどの程度かかる?
- FIRE生活はどんなもの?
「現預金はどの程度?」
(本家)FIREの理論では、現金を全て株や債券などのリスク資産に変えて、運用しながら現金を引き出す生活する前提なので、こういう質問なのでしょう。
この本家のFIRE本で、仮にFIRE生活開始直後が下げ相場だった時に、引き出し生活をすると、資産寿命が劣化して、25年後に資産がなくなるリスクがあるので、それを防ぐように5年分の生活費(現金)を用意するように書いてありました。(現金クッション)
記事中では、この「現金クッション」にも言及していて「シーケンス・オブ・リターン・リスク」と読んでました。初耳です。
自分は、退職金ありきの早期リタイアなので、退職直後に全部リスク資産ではなく、当時現金比率は35%くらいでした。(マネーフォワードでざっくりと確認)
その後もすぐに「現金をリスク資産へ」とはせず、積立投資をして現金比率を減らしていき、現在は14%程度です。資産から引き出し生活は始めてません。
また、退職直後から上げ相場だったので「現金クッション」を使う形にはならず、いずれにしても「現金はどの程度必要か?」を考えてはいませんでした。ただこの先いつまで積立をするのかを決めれてはいません。
まだ質問はありますが、思ったより長くなったので2回に分ける事にします。(続)
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