あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

出口戦略できない心理と早期リタイア達成者のブル・マインド


投信投資の出口戦略本「つみたて投資の終わり方」に書かれた「to do」でちょっと躊躇してしまいそうになる事は、高配当投資のウェイトを下げる事と、保守的なポートフォリオを組む事です。

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高配当株投資をどうするか?

本書の中では高配当株インカム投資の色々とデメリットをあげてます

 

確かに3%ポートフォリオを組んでいれば、3%の高配当株を持っていると変わらない理屈です。アセットの中の高配当株を投信に置き換えても別に問題はないはずです。

 

この部分に対しての個人的な言い訳としては、米国株に偏ったポートフォリオなので、日本株を保有する事でバランスを保てて悪くない気がするのと、一つのアセットに集中投資に対する不安があるからだと思います。

 

また想定利回りという不確実な数字よりも、より確実に金額が見える配当金の方が安心だというバランスが働いているのかなと思います。

 

現金(安全資産)比率をどうするか?

この本に書いてあった事の中で、保有銘柄の整理はできると書きましたが

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これができる(抵抗感が少ない)のは、リスク資産の比率は変えなくていいからです

一方でこの本に書かれている安全資産とリスク資産の比率(1:1)にするのを躊躇するのは、その比率に物足りなさを感じるからで、それは今の自分のリスク許容度が(ある程度)正しいと思っているからです

 

ただそう考える根拠は、米中摩擦があっても、コロナがあっても、ウクライナ侵攻があっても、そこまでリスク資産が減ることはなかったからと言う、ここ数年の事例から(今後も大丈夫という)結果論的判断です。

だから「リスク管理できている」と言う判断は錯覚かもしれないし、そうでないかもしれません。

運用ありきの早期リタイアでは、リスクをとる事はある程度必要な事で、こういうリスク許容度の結果が今の資産状況ですから、このブルマインドが悪かったとは言えないです。

ポートフォリオを低リスク化する事は、期待利回りを下げる事になるので、今後の不足生活費をより正確に予想する事が求められますから、そういうリスクを負いたくないのと、将来の保険として資産は多めにあった方がいいと言う心配性心理もあると思います。

資産の積み上げに熱心だった人ほど資産を取崩さない理由を探してしまう傾向があります

これに当て嵌まっているだけかもしれませんが…。

今後のヨコヨコを想像すれば

今年の資産増は(株高でなく)円安によるものですから、その巻き戻しで今後米国金利が下がって株高になった時には、これ以上は資産が増えないという事も予想されます。(ドル円と米国株価のデカップリング)

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資産が増えないなら、60歳までのiDeCoを利用した節税の期限を考えても、ポートフォリオ見直しをしてもいい時期かもしれません。

もちろんこれは手前勝手な計画ですし、ヨコヨコで済まないかもしれません。まあ長期投資はそういう年もあると分かっている筈ですが、ここ数年大きく下がった目にあってませんから、あまり大きな事は言わないようにします。