あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

早期リタイア生活中の運用利回りをいくらに設定するか?

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働かないリタイア生活と言うと、貯金をちょっとずつ使って(減らしていく)生活イメージですが、運用しながら使うという前提でいます。ただ何%利回りを想定しているかは人それぞれだと思います。

 ちょっと前こんな記がありました。

www.nikkei.com

タイトルから内容が想像しづらかったですが、FIREそのものの情報ではなく、記事にかかれている「家計の氷」を溶かすかどうかを別にしても、資産運用に対する期待値に世代間ギャップが生まれる端境期が来ているんじゃないかという考え、ちょっと納得感がありました。 

運用に対する期待が低い世代

確かにここ数年で資産運用が以前とは違ってきた感がします。ロボアドとかもそうですし、一番大きいのは米国市場の恩恵を受けやすくなった事でしょう。

金曜日に「モーサテ」でつみたてNISAの人気投信を特集していたのですが、

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つみたてNISA関係なく定番の投信が上位にランキングされています。いつからこれが当たり前に感じるているかと言う話ですが、

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eMAIXIS Slim米国株式(S&P500)が登場したのは18年7月の事で、思ったよりも最近でした。退職するちょっと前の事です。

確かに退職後の体感利回りは高い 

考えてみれば、自分はこういう米国株投信へ簡単に投資できない時代にリタイアを考えていましたから、さきほどの早期リタイア前の運用利回りの期待値(=逃げ切り計算をする上での想定利回り)は2%弱くらいに置いていました。

(その当時は無かったけれど)OneStockが実際に把握できるインカムゲインからの利回りによれば1.3%となってます。これに投信などの運用利回りが多少あると考えればだいたいあっている感じです。

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その後2年ちょっとが経過するあいだに、投資可能になった米国株投信をちょっとずつつみたててきた訳ですが、あまりお金は減ってませんから、想定以上の利回りが発生している事が体感できます。

例えば83~92年に投資を始めた50代を中心とする投資家の長期運用利回りは1~2%強にとどまり、投資をしても報われない「トラウマ世代」を形成する。ところが20代を中心とする「アベノミクス世代」になると運用利回りは5~20%強に分布。投資へのトラウマがない赤い世代が登場していることが分かる。

そういう意味では、数年くらい前から投資を始めた人が資産運用に対してある程度の利回りがあるのを信用できるのは分かる気がします。

agura-huma.hatenablog.com

預金利息でのリタイア生活はなぜ流行らなかったのか?

話は変わるのですが、今回紹介した記事の後半で30年ほど前の高金利時代について触れられてました。

日本でもかつては預金の利息だけでFIREを目指せる時代があった。日銀のデータによると90年の定期預金1年ものの金利は5.63%。これだけ水準が高ければ、4000万円もあれば年225万円の利息収入が生まれ月20万円弱の生活が送れた計算だ。

こういうのを読むと、なぜ早期リタイアが流行らなかったのだろうと思ってしまいます。確かにネットもスマホもフリーミアムビジネスが何もない時代にリタイア生活は無理そうですし労働に対する報酬のコスパも今より良かったのかもしれません。(働く事への損感がない)実際始めてたら、バブル崩壊と超低金利時代でとんでもない事になっていた訳ですが。 

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