あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

逃げ切り計算は外れるのが正解?

早期リタイア後の生活は、運用しながら資産を取り崩すと言う予定(イメージに近い)でした。早期リタイア前は運用で暮らしてませんし、早期リタイア開始後のリスク資産の比率もそんなに高くありませんでした。

 

退職金と早期退職割増金を中心の預金比率高めでの早期リタイアだったからですが、資産全体に占める投資信託の割合は、早期リタイア開始直後では株(インカム投資)と預貯金を比較してほぼゼロでした。

 

まだFIREムーブメントブームも起きてなく4%ルールも広まっておらず、運用生活の利回りについての数字のバックボーンがありませんでした。まあ今でも「4%ルール」の4%を丸呑みにしている人はいないでしょうが、この数字にある程度引っ張られているとは思います。

 

なので早期リタイア生活での運用利回りについては、投資をしていれば何らかの利回りが発生するくらい(ゼロではない)に想定していました。

各種シミュレーター(逃げ切り計算機、みらい電卓)やエクセルの表計算で、適当な(高すぎず低すぎず)運用利回りを設定して、資産がショートしないかかを確認していたわけです。

 

その後4年半近く経った訳ですが、やや保守的に見積もり過ぎた気がします。半信半疑だった運用利回りは実在してたし、投信残高が増えるに従って資産収益率が増える事(スケールメリット)を実感しています。

 

取り崩しで減っていく筈だった資産は逆に増えました。見込みが保守的すぎと言うか精度がなってなかったかもしれません。ただ逃げ切り計算は、早期リタイア生活が破綻するのを防げれば、正しかったと言う見方でいいのでは、とも考えています。

 

結局、早期リタイア資産がショートしないようにするならば、想定生活費を多めに見積もって、運用利回りを低めに見積もると言うのが、現実的な逃げ切り計算でしょう。

とすれば、早期リタイア実行後、早期リタイア資金が減らなかったと言うのは、よくあるコースじゃないでしょうか。

 

早期リタイア生活の年数が過ぎれば、今後のトータルの必要生活費もそれだけ減るし、毎月の生活費の方も開始当初より見えてきます。

それにあわせて再計算した方がいいのかは、また別問題と言うか、性格としての金銭感覚の話だと思うので、精神的安定を優先するのがベストではないかと考えています。