あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

早期リタイアして3年位経ってわかる良い事と「危険思想」

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早期リタイアして3年位経つと良いことは、かかる生活費がはっきりしてくる事です。自分の予想(生活費)が正しい前提で会社を辞めているわけですから、それが正しいと分かり、そして思ったよりも少ない場合は、安心と言うか嬉しいです。

週刊エコノミストの記事続き

最近取り上げと週刊エコノミストFIRE特集、そこにはファイナンシャルプランナーの深野さんによる記事もありました。ただコーナーのタイトルがNISAとiDeCoに関するものだったので読み飛ばしてました。

iDeCoやNISAの投資金額スケールだけではFIREや早期リタイアは無理ですからね。記事のタイトルも「投資非課税制度だけではFIRE生活には不十分」

そのとおりです。

 

深野さんと言えばフィナンシャルプランナーとして、家計の相談記事をよく見かけます。家計(生活費)と早期リタイアには密接な関係がありますし、早期リタイア検討中、早期リタイアに関する家計相談記事をよく見ていました。

 

45歳でFIREに必要なのは7920万?

そんな深野さんによるFIREに必要な費用の見立てはかなり高額でした。

夢も希望もないと怒られるかもしれないが単身、家族持ち問わず、数億円規模の資産保有してない限りFIREは無理だと肝に銘じたい。

事実上、FIREを否定しているようなものです。もしかして冷水を浴びせるような内容のためか、上記のようなFIREと関係なさそうな記事タイトルをつけていたのかもしれません。

もう少し具体的に、45歳でFIREしようとする場合を例に出して、説明してました。

想定されていたのは、65歳までの生活費が月25万(年間300万円)、65歳以降は月に20万(年間240万)とする場合で、年金が月12万円、男性の平均寿命より少し長い85歳まで生きる想定で、FIREに7920万が必要になるという見積もりを出してました。

さらに、これは基本生活費だけで、旅行などの余暇費用、子供の教育費、車の買い替え費用医療費などのお金も相応に準備する必要がある。とダメ押し?しています。

 

実際、もっと少ない生活費でFIREできている人はいるでしょう。この見積もりには複利で運用という想定や、副業収入による補填も考慮されていません。

とは言っても、家計の専門家であり中立な立場からの意見には重みもあります。

 

FIREに必要なのはコンパクトな家計

その上で、どうしたらFIREできるかにも言及していました。

基本生活費を抑えることが成功への道と記しておこう

筆者はファイナンシャルプランナーとして様々な家計相談に応じてきたがFIREを含めた早期リタイアが可能なケースの共通点は基本生活費が少ないコンパクトな家計である。

コンパクトな家計を意識すれば、早期リタイア生活が長続きすると言う事はかなり確からしいと言えます。

 

生活費を増やす事と支出の最適化の矛盾

さて、3年位経って生活費が想定よりも低かった事に一安心したと書きました。また退職後の米国株高を受けて思ったよりも資産が減らずに済んだ嬉しい誤算もありました。

 

となると多少今の生活費を見直してみたくなっています。

今年はじめに読んだ、この本に書いてあるようなギリギリを攻める考え(使い切る事を目標)を知った事も影響しています。

agura-huma.hatenablog.com

ただ、今回のこの「生活費を抑える事がFIRE成功の鍵」という原点を再認識させられると、

「ゼロで死ね」にあるようなギリギリを攻めて、幸福の最大化を狙う考えは、「危険思想(笑)」じゃないかとう気持ちも浮かびます。

 

別に浪費やムダづかいをしたいと言っているわけでなく、自分の価値観にはお金を使いたいという気持ちですが、矛盾には違いないです。

結構悩ましいところではありますが、もともと振り切らない性格で、どっち付かずな事になるのはこれまでもよくありました。こういう矛盾を抱えつつ、行ったり来たりしながら進んでいくんだなと思います。

 

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