先日マイナビのニュースで”厚切りジェイソン氏による書籍『ジェイソン流お金の増やし方』”という記事を見ました。
今年はFIRE本の出版の流れがありますし、やっぱり出たかという感想です。
これまでもインタビュー記事やテレビ番組を見てて、倹約と投資の突き抜けっぷりが印象的でした。
この記事を書いた当時は早期リタイア(RetirementEarly)をしない事はFIREとは別区分でしたが、ある記事では
会社を辞めないファイヤーもCoast FIREと呼びFIREに含めるそうです(認知度はさておき)
Coast FIREは、経済的にはFIREが達成できている状態になっても仕事へのやりがいからやめる必要がなく続けている状態です。
純度の高い個人主義
厚切りジェイソンの話は、ちょっと極端だなと思いつつも嫌いじゃありません。各論はともかく、その背景にある欧米人ならでは個人主義のエッセンスに惹かれるところがあるんだと思います。
ここで言う個人主義とは、わがままとか自分中心という悪い意味ではなくて、自分の価値観に忠実であるとか、個人の自由、独立を重視する気持ちです。
この気持ちは早期リタイア・FIREを目指す理由に重なるところです。
ただ自分が個人主義者かどうかと言うと微妙に違います。最近流行りの言葉で言えば「長男だから」的な行動原理に縛られるところもあります。実際「長男」ですし。
また30年近く会社勤めもしてましたから、集団主義に従う気分も持ち合わせています。そういう意味では色々な自分を共存させてきていますし、色々な事に興味があります。こういう複数のパーソナリティが存在するのは珍しいのかと思っていた時期もありますが、案外そうではないようです。
平野啓一郎さんの著作なんですが、こんな本があります。
「本当の自分」なんていない「色々な自分はすべて自分である」という意見であり、そういう人は他にもいるわけです。
そんな自分の中の「個人主義」的気質ですが、やはり他人にあわせる社会の中の「個人主義」ですから、柔軟性があると言うかブレやすい弱いところもあります。
そういう意味で「厚切りジェイソン」の言葉にある本場のブレない(FIRE志向の背景にある)「個人主義のエッセンス」に共感(補強)しているんだと思います。
ちょっとずつ変化
さっき「長男気質」で「日本社会」の影響を受けていると書きましたが、最近は「実家」の整理も済み、兄弟も独立してて「長男気質」を発揮するような必要性もなくなってます。また早期リタイアして会社生活から離れているので、ちょっとずつ「個人主義」者になれていっているとは思います。
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