今月のDIMEの特集は株でした。最近あちこち雑誌が株特集なのに不安を感じるのですが、自分が注目したのは株記事の方ではなく、厚切りジェイソンのインタビュー記事でした。FIREムーブメントについてコメントしてました。
オプティマイザーとして共感
厚切りジェイソンさんは別にFIREしていないのですが(その理由は後に書きますが)普段からやっていることは「オプティマイザー」としてのFIREを目指す人のそれでした。
オプティマイザーというのは著名なFIRE本に出てくるFIREできるタイプの呼び名です。
この記事を読む前も、日テレの「アナザースカイ」を見て知っていたのですが、かなりの倹約的な買い物思考の持ち主だなと思ってました。
投資行動の方も単純明快でした。毎月2年分の生活費(現金)を残して、全て投資に回す。 投資先もトータルマーケットインデックスファンド1本に投資し続けるというものです。
「トータルマーケットインデックスファンド」って何かなと思ったらVTIの事で、日本で言えば楽天全米株式インデックスファンドの事ですね。
ウェルスナビで運用すると、米国株として買っているETFだったりもします。
なんでも以前はS&P500のインデックスファンドだったけれど、ウォーレンバフェットの話を聞いて変えたそうです。S&P500と比較した場合に(VTIは)グロース株にも出資しているからリターンの期待値が高いというのが理由でした。
個人的にはVTIとS&P500とで、それほどパフォーマンスに差が出るものか(気になるか)なというアバウトな気持ちです。
とは言え、自分はファンドをごちゃごちゃと分散と言うか、興味本位と言うか、性格で色々と持ってしまう人間ですから、こういうところ(一本のファンドだけを買う)は真似できないです。
プラス体験が得られるうちは
合理的かつ無駄を嫌う消費行動の徹底ぶりと思い切ったリスクテイクから考えると当然かなりの資産が溜まっていると思いますが、本人は全然仕事を辞めようと思わないと語ってます。
Retire Early にはあまり興味がなく、Financial Independentのほうを重視している、仕事しなくても困らない自由は欲しいという意見です。部分的なFIREムーブメントへの共感ですね。
まだ若いし仕事が楽しくて達成感が得られると語ってましたか、「ゼロで死ね」でも語られてましたが、仕事をしてて十分プラス体験が得られているうちは会社は辞める必要はないっていうのは一理あります。自分の場合も振り返ってみても、そういった無形の面白みとかが頭打ちになってから辞める事を考え始めた気がします。
相反するお金意識を共存させられる
倹約と積立で経済的自由を確立してもリタイアはしないという話でしたが、倹約と積立が肝なのは伝わってきましたが、何しろ渋谷から日本橋まで勿体ないから歩くという超倹約志向(165円を2時間半で買う)と(そこまでお金にシビアなのに)余ったお金はすべてVTIに投資するという肚の座った投資行動(相反するお金へのスタンス)が共存しているところに不思議さを感じました。
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