あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

FIREできるという選択の大切さ

f:id:agura-huma:20210930103023j:plain

FIREムーブメントが広がった理由のひとつは、実現方法の理解しやすさ(倹約と米国株インデックス投資)再現性がありそうに見える点にあったと思いますが、それが思ったよりも幅広い世代に認知されたと言うのはちょっと意外でした。

火付け役となった米国の著者が若かったというのもありますが、そのなぜ20代に広がったかと言う理由について面白い記事を見つけました。

www.businessinsider.jp

もしもの時のために貯めておくお金

一般的に20代、30代のメリットと言うのは時間的余裕の多さです。中高年より仕事の責任も軽くて、人生の重い部分をとりあえず先送りできるし、自活を求められると言ってもそんなに長いスパンの話では無く、素軽い生活を送れる時期だと思います。

そういう意味で、若くしてFIREを目指す姿勢からは素軽さよりもむしろ閉塞感の方が伝わってくる感じです。

人生を3ステージ制にとらえれば、「学校」ステージを抜けて「仕事」ステージに入って間もないのに、そのステージからいつでも脱出できる「切り札」を持っておきたいと考えているのは、ちょっと心配な気持ちになります。この記事の文脈では、20代は早期退職を目指しているわけではなくて、経済的自立という「余裕」を持って働きたいと思っているんだという分析でした。

逆説的な言い回しですが、働き続けるために「FIRE」を目指しているわけです。細かい定義で言えば、FIREではなくFIに興味があると言う話でした。

 

これまでも「もしものときのための生活費」を用意しておく考えはありました。

money-bu-jpx.com

この記事でのFIRE観は、その「もしもの時のお金」どんどん増やそうとしてるとも考えられます。

「経済的自立」後の選択は色々

自分の体験を振り返ると、実際の退職1年前にいつでも退職できる(資産)状況に達しました。その後の1年は経済的自立を達成したけれど働いている状態だったわけです。

その状況で働く事ですが、まずシンプルに経済的自立の補強(収支改善)にもなります。

いつでも会社を辞められる「安全弁」を確保して仕事をするのは気持ちが違います。仕事上のストレスや職場での立ち位置的なの疎外感があっても、いつでも辞められるという安心感があれば、ニュートラルな精神状態を保つ事ができました。

とは言え、退職実行の意思は変わらず1年後に辞めました。もう十分「仕事」ステージを経験したという意識、別のステージに進みたいという気持ちの方がまさったからです。

 

⬇︎ブログランキング参加中です。
クリックして1票頂けると励みになります!⬇︎

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村