あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

「1億円の壁の打破」と暗黙のノーリスク意識

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昨日の朝の「モーサテ」で岸田さんの経済政策を特集。「一億円の壁の打破」について取り上げてました。

先月の総裁選期間中は各候補の意見をそこまでフォローしてなかったので(決まってから聞けばいい)岸田さんの「金融所得増税」が「一億円の壁の打破」とリンクしているのをここで知りました。

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(ここだけ見ると株をやっている人全てに関係ありそうにみえます)

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1億円を超える高所得になると税負担率が下がるという点を是正したいという目的での課税見直しとの事でした。(一般庶民には関係のない話?)

www.bloomberg.co.jp

つみたて投資ブームに逆行している?

また最近の山崎元さんの記事もこの辺りの話を扱ってました。

toyokeizai.net

この記事タイトルの3つのリスクは「譲渡益課税」とは直接関係なかったですが、税率アップに対しての意見として納得感があったのが「貯蓄から投資へに逆行している」と言う指摘です。

年金2000万円問題で、老後資金を自分で用意しろと言っておきながら、税金は上げるけどというのは話があいません。

「自分年金」が必要な層がこれからも増える事を考えれば、税率アップは将来的にも無さそうに思えます。(あるなら短期売買だけ税率アップとかめんどくさそうなモノでしょうか?)

ノーリスクで儲けているという錯覚

ただこの記事でもっと印象に残ったのはこの部分です。

そもそも、リスクを取って儲けることを今よりもさらに強く罰することは不適切ではないか。

考えてみれば、堅いとされる株のインカム投資にしろ長期積立投資にしろ、値下がりリスクは存在します。ノーリスクなら全財産を配当株に投資してます(笑)。そういう値下がリスクを取った上でリターンを得ているわけです。

ここ最近株でヒヤッとする場面が少なく、「FIRE」の4%の利回りありきの理論に慣れるなど、自分が本当にリスクを意識しているかとなるとちょっと怪しい気もします。だからこそ、傍から見ると余計に楽して儲けているように見えるのでしょう。ノーリスクだと錯覚されているようにも思います。

 

「一億円の壁」という税負担の不公平は解消する事は賛成ですが、同じ値下がりリスクを取ったリターンなのに、高所得だから(許容度が大きいから)とか不労所得(字面通りの意味で)だから、税率を変えてもいいだろうというのはちょっと不公平な気もします。

 

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