あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

米国株一択運用は間違いか?(週刊プレイボーイの投資情報記事)

今週の「週刊プレイボーイ」で「投資」特に「ほったらかし投資」について特集してました。(購読しているわけではなくdマガジンです)雑誌のイメージとしては珍しい内容でしたが、網羅性も深掘り具合も丁度良い内容でした。

 

 

執筆陣 or コメント陣も、横山さんや両山崎さんとかおなじみの面々でした。

「ほったらかし投資」のハウツー部分について、さすがに知らない箇所はなかったのですが、「世界経済の成長が止まらない限り、株価はずっと上がり続けるから」と言う長期投資の正当性について、その正しさを聞いたりしてて、単なるハウツーにとどまらない部分にも言及していて良かったです。
聞かれていたのは山崎元さんだったんですが、最近の「米国株一択推し」について、どう思いますかとかもあり面白かったです。
米国株一択の論者には投資を深く知らない人が多いので気をつけた方がいいでしょう

と辛辣でした。

そもそもここ20年くらいの環境が特別に良かっただけでもともと米国株一択は全世界株式への分散投資よりも優れた投資というわけではありません

こういう話も見た事があるので、そんなに驚きません。

 

経済拡大が投資リターンの源泉であるという説に対しても、投資のリターンは投資リスクをとった事に対するプレミアムなので、どんな(低成長な)投資先にもリターンを得られる可能性があるという説明でしたが、これも山崎元さんのコラムでよく見かける話です。

リスクプレミアムはどんな投資先にも発生するという事で、世界中の投資先に投資するのが正しい、オルカンが投資先としてイチオシとなるわけです。

「つみたて投資の終わり方」のカンチュンドさんも投信はオルカン一本というポジションを勧めてましたし、選択肢の一つなんでしょうが…。「一時的な偏りにしろ20年もそれが続けば」米国株一択」派になるのも仕方がないとは思います。

agura-huma.hatenablog.com

 

この特集記事の最後は岸田政権の投資政策についてでした。

「資産所得倍増」とか「NISA恒久化」とか、親投資家的な立ち位置、それなりのネタを提供してくれてはいますが、これまでの経緯がなぞられた記事を読むと、何もしてないのと、言う事がブレブレだなあと言う事を改めて実感させられました。