昨晩が米国の消費者物価指数の発表日だという事をすっかり忘れてて、今朝のモーサテを見てみるとダウが今年が3.7%爆上げだったのを見て、ちょっと驚きました。
最近よくある「米国の利上げペースが鈍化期待」で株が上がったのはすぐ理解したのですが、
驚いたのはドル円がかなり円高してた事です。
米国の金利利下げ(雰囲気含む)による円高、株高(米国)は予想してましたが、あくまでトレンドであって、こんな風に極端に一晩で動くとは思ってませんでした。
昨晩の円高と(米国)株高だと、日本人にとって(円換算で)どっちの効果が大きいのか、単純計算してみます。
例えば1000ドルの資産が3.7%上昇すると1037ドルです。
1ドル146円なら1000ドル=146,000円
為替が1ドル140円になると、1037ドルの資産は145,180円、(わずかですが)820円減った事になり、米国株高でも円高でチャラのようです。
この先の想像される為替水準、例えば1ドル120円になった場合、ドル資産が今より何%上昇してないとチャラにならないか、また1000ドルの資産で計算してみます。
x✕120=1000✕146 この関係を満たすx=1217ドル
だいたい20%プラスが要求される事となり、逆に言うと20%ぐらいの株高があっても、120円になれば、円建て資産はチャラって事です。
ただ今の自分のS&P500インデックス投信などはここ4年近く積立ててきたもので、1ドル146円の時に買ったわけではないので、ちょっとニュアンスは異なりますが…。
この「利下げペース鈍化期待から株高してからの、次の指標が悪くて株安」の流れは今年何度も見てますから(何度騙されても買い向かうヤンキー精神にはむしろ感心)急に一本調子で株高も円高も無いとは思いますが、今日みたいな極端な米国株と為替の動きを見る機会が増えていくんだろうなとは思います。