あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

FIREを卒業させる要因

テレビで紹介される市中の人のコメントを聞くと、最近ちょっと「うまい事言おう症候群」と言うか「ポエマー」気味だと感じる事があります。

テレビの本質は「編集」なので、演出側のセンスの問題だとも思いますが、実際そういうコメントをする人が増えているのも事実なんでしょう。

で、最近聞いた「FIRE卒業」と言うフレーズにも、同じ事を感じました(笑)

 

「FIRE」をやめてしまう要因を考えると「生活の問題」と「時間の使い方の問題」があると思います。

 

「生活の問題」とは、働かないとやってけないからと働く(FIREを辞める)と言う事です。

 

こういう点を見ると「FIRE」は働かない事のように思えますが、そもそも「FIRE」生活の本質は、自分の好きなように生きる事です。「好きなように生きたくても(そうすると)生活できないから働く」の裏返しです。

 

だから「好きに生きる」の選択肢の中に「働く」がある場合も可能性としてはあります(あまり無いとは思うのですが…)

 

「時間の使い方問題」でFIREをやめるとは、好きに生きてみたけれど「飽きてきた」「いまいちだった」ので「FIRE生活をやめる」場合をイメージしてます。

 

働いた方がFIREよりマシと言う考えは、FIREそのもの問題ではなく、そう考える当人のFIRE生活での時間の使い方の問題だと思います。

 

ただ何をしたら幸せを感じるかというのは結構難しい問題です。早期リタイア後、色々な意見・考えを見聞きしてきました。

 

幸せには継続力がないと勝間和代さんが言っていましたが、そういう面もあります。

人生の幸せは超ささいなことの積み重ねである - YouTube

 

お金でモノを買ったりした場合の幸せ、ドーパミンが出る幸福は長続きしないだったり感とかもよく言われます。

 

ならば、ドーパミン的幸福にお金を使い続ければ(お金さえあれば)幸せは続きそうですが、ドーパミン的幸福は逓減化するので(同じインプットで得られる幸福が徐々に減っていく)それも難しいです。依存症まっしぐらです。

 

書籍「ゼロで死ね」では、経験にお金を使う事が大切だと言っています。経験による幸福には複利効果みたいなものがあり、経験を思い出す事で、幸福感を感じられると書かれてます。

agura-huma.hatenablog.com

個人の感想としては、旅行の思い出にはそう言ったところもあるのかなと思います。

 

一方、毎日を好きに暮らせると考えるだけでも、幸せを感じることもできます。

agura-huma.hatenablog.com

 

こういう気持を持つ事ができる事から考えると、FIREする事は例えば100万円をもらうのに似ているところがあります(金額はいくらでもいいですが…)

 

100万を何に使うか?は人それぞれであり、人によっては100万円を見るだけで幸せを感じる事ができるでしょうし、どう使ったら満足できるかは人それぞれでしょう。

そして100万円を使って満足するには、100万円でできる事、100万円で買えるものの知識が必要でしょう。

 

初めてやる時はうまくできないのが相場だと言う事ですが、そういう見方で考えた場合、FIRE生活(好きに生きる)事については(それまで好きに生きた事が無いのに)簡単に考えているように思えます。