昨年のようにFIREムーブメントが起こったり、実際にFIREして自由な時間ができたりすると、色々なFIREに対する意見を耳にしたり、自分で考える機会が増えます。その中の多くは「何が幸せか?」的な「幸せ」の定義のものが多く感じます。
ドーパミンが出る行動が幸せ
個人的には「幸せ」の定義問題を整理できていて、ドーパミンが出る行動をするときに、幸せを感じると言う説に割と共感していました。
同じ事をしても、だんたんと幸福感が減ってくるところとか、「目標を達成」したときだけでなく「計画している時」もドーパミンが出る(幸せが出る)という考え方にも経験からくる納得感を感じていました。
もう一つの満足感の説明
ただこの脳内ホルモンの考え方では説明できない満足感もあります。例えばこの記事のタイトルにもかいた「何もしない生活」を楽しむ気持ちです。
選択理論心理学に基づく行動
最近、この疑問にぴったりなちょうどいい考え方を見つけました。人間の基本的欲求には5つあって、その基本的欲求を満たすように行動すると言うものです。「選択理論」と呼ばれるそうです。
5つの欲求は以下のものがあって、
- 愛・所属の欲求
- 力・価値の欲求
- 楽しみの欲求(楽しい事を探す)
- 自由の欲求(自己裁量の大きさを求める)
- 生存の欲求
そして、どの欲求が強いかは人によって異なるそうです。
この考えに当てはめると、自分の場合は、早期リタイアという自由を求めつつも、必要な生活費についても心配して多めに見積もっていましたから
生存の欲求=自由の欲求>(それ以外の欲求)
な強弱関係がありそうです。
「自由の欲求」について、別のサイトの説明を引用して、もう少し詳しくみると
自由の欲求
自分の考えや感情のままに自由に行動し、物事を選び、決断したいという欲求。
誰にも束縛されずに自由でありたいという欲求。
とあります。
確かに、仕事での自己裁量が減ったり、会社にいる時間が長すぎると感じだした頃から、早期リタイアを目指す気持ちが湧き上がった経験と一致します。
一方で「生存の欲求」も強かったので、準備が整うまでは我慢できました。
こうして、この両方の欲求が満たされている状態の今の生活を幸せと感じているわけです。
この観点で言えば、スピード重視で早期リタイアを実行してしまう人は、「自由の欲求」を満たす気持ちがかなり強いタイプの人間だと思えるし、「自由の欲求」が少ないタイプはいつまでも働きつづけるタイプの人でしょう。
こんな風に、どんな欲求が強いのかというを考えてみると、早期リタイア生活後の生活が想像し易いのかなとも思いました。
日本人は自由への要求が希薄?
今回のコロナ禍の2年で分かるように、一般的には日本人「自由の欲求」が高くないと思えます。外国ではデモが起きたりしますから「自由」に対する意識の差を感じます。
そういった多くの「自由の欲求」が低い人からすれば「FIREする」「自由の欲求」を第一優先に考える事は理解できないかと思います。
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