あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

日経平均年初来高値と「私の財産告白」

知らない間にと言うか、スルスルと日経平均が年初来高値を更新したみたいです。と言っても、昨年末に逆黒田ショックで下げていたスタートでしたから、価格帯としては戻ってきたと言う感じですけどね。

 

www.nikkei.com

 

早期リタイアする前に読んで良かった「投資本」の一つに本多静六「私の財産告白」があります。AudibleでもKindle unlimitedでも読めます。

結構有名な本だと思うのですが、ざっくりと言えば、株で大儲けした人の体験談です。

株で儲かった話と言うのは、その時代の市場状況や個別株ならではの固有性などがあって、ハウツーとしては一般論化しづらいところがありますが、この本で思い出すハウツーっぽい内容は「給料の4分の1をまず貯金する(残りで生活する)」と「儲かった株を2倍になったら半分売る」の2つです。

 

2倍になったら売る=投資金額を回収できるので、その後株価がゼロになっても(極端な話)損はしないので、残った半分で利益を伸ばす事もできるし、後は株価を気にせず配当収入を貰う事ができると言う理屈です。

 

と言っても、自分は現物株については基本配当株投資なので、2倍になる事はないだろうと思っていたんですが、最近2倍になっている配当株がある事に気づきました。

 

三井物産です。何のヒネリもないよくある銘柄です。2年前商社株をバフェットが購入しているという話が話題になりましたか、その影響でしょうか、ここ2年強右肩上がりしてました。

agura-huma.hatenablog.com

買ったのは2019年始めですが、2倍というか2.5倍近くになってました。

(配当狙いスタンスなので)よくも悪くも現物株をあまりウォッチしていません。また見てないと心配になる程の金額スケールでもないですし。

 

さっきの「本多静六流」ならば、ここで半分売ってもいいところですが、売ると配当収入は減りますし、もともとインカム狙いだった事を考えると「配当利回り」はまだ3%ありますから、ちょっと悩みます。

一方で、投資金額を回収しておけば、今後は実質元手ゼロで配当を得られる状態になるのも捨てがたいです。また益出しして今年の所得控除枠を消化する(売却益税還付)と言う意味でも理屈にかなっています。

また売った株の事を基本忘れてしまうので、投資金額は回収した事を覚えておくために、書いておく意味もあります。

 

と言う感じでちょっと悩んでいるのですが、こうやって浮かれていると急に株価が急落するというもよくある事です。今月前半の日経平均は調子が良かったですから、そろそろ巻き戻しがあっても不思議ではありません。どうなる事でしょうか…。