あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

(映画)「ザ・フラッシュ」懐かしいバットマンが見れて大満足

先々週から公開になった映画「ザ・フラッシュ」、DCコミックスのヒーローものって、あまりフォローしておらず(これまでのシリーズを見ていない)予備知識ゼロ的な状態でしたが、懐かしのあのヒーローが復活すると言う一点だけで見に行きました。

 

ネタバレはしませんが、予告動画で見られる内容の話はします。

wwws.warnerbros.co.jp

 

映画のストーリー自体は過去改変モノ(現実が変わってしまう)で分かりやすい内容ですが、歴史が改変されたと言う状況を利用して、マイケル・キートン「バットマン」を出してしまおうとややメタな構造にとなっています。

 

マイケル・キートン版バットマンと言えば、今も作り続けられているバットマン映画シリーズの原点、先駆けとなった作品です。

バットマン (字幕版)

バットマン (字幕版)

  • マイケル・キートン
Amazon

もう34年も前、「ティム・バートン」が「ビートル・ジュース」でプチ・ブレイクした直後くらいの知名度だった(シザーハンズはこの次の作品)監督作品です。日本では子供向けとされていたヒーローものの興行概念を変えた最初の作品で、映画館に見に行きました。

その最初のバットマンの「マイケル・キートン」が、今回の舞台となる世界?のブルース・ウェインとして登場するという、懐古厨にはたまらない展開になっています。

 

「ザ・フラッシュ」の別の映画はもちろんの事「ジャスティス・リーグ」と呼ばれる他の映画をあまり見ていないですが、マーベルものを見て来た人ならば、予備知識がなくても脳内補完可能なストーリーにはなっています。たださすがに「ゾッド将軍」が出てきた「スーパーマン」は見たほうがいいと思います(自分はそれだけは見てました)

 

そんな成り行きで懐かしのバットマンが復活?するのですが、ティム・バートンの「バットマン」を見たことがない人がどう感じるのかはわかりませんが、「キートン」バットマンらしさは健在で、これも懐かしの「ダニー・エルフマン」劇伴を使った演出やら、静の佇まいのかっこよさ、独特のギミック、見栄の切り方など、リスペクトが感じられ、見ていて楽しい映画でした。

 

本来の主人公「フラッシュ」の気持ちには割りとニュートラルな立場で感情移入しないで見ていたわけですが、あえて気になる点をあげるとすれば、マルチバースものは、本来の自分の世界じゃないという精神的なポジションからか、どうしても人の生死に深刻さが薄れる感じがします。今回のクライマックスにもそれを感じるところがありました。作品全体の締め方としてはうまい伏線回収と落とし方だと思いました。

 

と言う事で「マイケル・キートン」バットマンをまた見たい人にはオススメです(笑)