早期リタイア生活は「達成前」も「達成後」も「機会損失」と切っても切れない関係があると感じます。
早期リタイアと価値判断
早期リタイアする事での「機会損失」と言えば、世間を狭くする事による「出会いの機会損失」やら、働かない事そのものが「使用価値」の機会損失があります。
「使用価値」と言うのは人間の能力を「道具」のように見立てて、それを使わないのは勿体ないという話です。
例えば大谷選手や藤井七冠が今日突然早期リタイアしたと考えれば、人的資本を使わない機会損失の感じは分かりやすいでしょう。
まあ「この二人」を引き合いに出しての「主語の大きい話」(一般論)にはなかなか無理がありますが(笑)「本業がうまくいってる人は早期リタイアなんかしない」くらいの一般論はアリでしょう。
この「機会損失」の例えには「ものごとには賞味期限がある」という前提が隠れています。大谷選手や藤井七冠と言えども、そのパフォーマンスは永遠には続かない=「今やらないのは勿体ない」って事ですね。
一方、早期リタイア前の「早期リタイアを目指す」事による「機会損失」も、将来のために今をおろそかにする「機会損失」です。「将来のための行動」と「今しかできない事」を比較した価値の比較と判断です。
自分の場合も早期リタイア前の4年間くらいは、今をおろそかにしてきましたが、早期リタイアを目指した事での「機会損失」はそんなに無いと思っています。やはりアラフィフぐらいだと、若い頃よりも「今しかない事」は少ない気がします。
自分の気になる機会損失
自分の早期リタイア生活で、気になる「機会損失」と言えば、お金の利用価値の減少による「機会損失」です。これはもろに「ゼロで死ね」の受け売りです。
端的に言えば、まだ健康で体力があるうちに金を使ったほうがいい。 年を取れば、健康は低下し、物事への興味も薄れていく。性欲も減退するし、創造性も低下していく。 かなりの高齢になると衰弱し、できる活動も限られる。 金から価値を引き出す能力は、年齢とともに低下していくのだ。
体力の低下を感じる年代だからの納得感もあり
80代に使うべき金の一部を50代に回すことが、人生を豊かにするための賢明な判断だ。
を実践したいみたいな事をよく考えてます。
「時間」「体力」「お金」のバランスを最適化する事は実は若い頃にも発生するテーマでした。「スーツくん」も同じ事を語ってますが、学生の頃にはそういう考えには至りませんでした。
今の年だと80歳の自分から借金するつもりで今お金を使う、今度はきちんとやりたいと思っています。