退職する前と後での気持ちの変化があった事、予想と違った事の続きです。
お金よりも時間が大切
早期リタイア生活の基本は倹約ですからやはり節約第一で始めました。安い買い物をするためには、ちょっと遠くの店まで行く事を厭わない姿勢です。
それがちょっとずつ、時間も大切だと言う考えに変化しました。さすがにコンビニで済ませるのには抵抗がありますが、極端な節約行動をする事はなくなりました。分かりやすく言えば、時給換算すると虚しいと言う気持ちや早期リタイア生活にかかる生活費が見えてきた事もあります。
生活費が見えてくる事による不安解消
極端な事を言えば早期リタイア生活は始めるのは簡単です。それが継続できそうかの1つの材料は生活費がはっきりする事です。退職して1年だとちょっと不安ですが、2周すればそれなりに自信が持てます。もちろん生活費は退職前に想定してますが、会社に行かない場合の食費、1日中家にいる事の光熱費、無職の住民税と国民健康保険料等は実際に経験しないと分からないものです。
そういう事がはっきりする、逃げ切り計算結果への信用度が増す事は、不安な気持ちを減らしてくれます。
株式相場に左右される生活心理
早期リタイア生活の心の平和の拠り所はぶっちゃけ株高だと思っています。この2年半自分のリスク選好度にあわせて米国株中心の積立投資をしてきました。2019年の退職時に27,000ドルだったダウが今年の7月には35,000ドルを越えてました。
この結果が自分が想像したものかと言えばそうではありません。正直ラッキーの範疇です。また株安がどんな心理的影響を及ばすかも20年3月で経験済みです。
将来の心配事が減る影響
次は極めて個人的な事ですが、退職後2年間に親の看取りと実家の片付けという「介護・相続」という大きな節目を通過し、考えるべき将来の事が減りました。
「今を生きる」事が大切とよく言いますが、たいていの場合、学生・会社員と言った各ステージに応じて将来の事(ちょっと先の事、遠い未来の事)を考えなくてはなりません。
早期リタイア・FIREを目指す生活は、将来のために今(の出費)を犠牲にする生活です。それが一転して今だけを考える生活に変わったわけです。
ここまで目線が近くにある状況は、今までの人生になかった事です。そういう意味では未知の心理状態なわけで、今後も新しい心境に変化していくのかもしれません。